フジテレビとイースト・エンタテインメントが制作し、Netflixにて配信中の人気リアリティー・ショー『TERRACE HOUSE 2019-2020』。最新作の26話では一気に3人が入居し、過去最強に国際色豊かなテラスハウスが新たに幕を開ける。

【写真】その他の写真を見る

　初期メンバーも全員卒業し、ペッペ（デュラト・ジュゼッペ）も本業の漫画制作が多忙を極めるため今回で卒業し、テラスハウスには凌（田渡凌）、愛華（水越愛華）、花（木村花）の3 人のみとなった。新メンバー入居当日、バスケットボールの試合で遠征中のため凌が不在の中、愛華と花で出迎えた。

　まずはロシア人のビビ（ラズドゥミナ・ヴィオレッタ／24）。『テラスハウス』準備に1年かけてきたという念願の入居に、友達との報告でもうれしさがこみ上げる。また、髪をかき上げて「（男性陣との恋が）3人同時にってこともあるかもね」と小悪魔な一面もちらり。容姿端麗で明るい性格のビビは、モデルと女優を目指す。生まれはドイツで育ちはロシアという経歴を持つ彼女は、ロシア語、英語、日本語を操るトリリンガル。6年前に来日し、当初はファッションデザイナーを目指していた。だが、毎日同じ生活をしているうちに、若いうちにもっと人生に対してオープンになりたいと思い入居を決めた。

　女子部屋では早速、女子2人に対して気になっている人がいないかを投げかけ、リサーチすることも欠かさない。「自分を持っている男性が好き」と言い、当てはまりそうな凌に対して興味は増すばかり。また花が自身のことをどう思われているか分からないと話すと、「いきなり壁ドンしてキスすればいいじゃん」と積極的な姿勢も見せた。

　次は家族に入居を伝える小林快（こばやし・かい／25）。入居を通じて自分を見つけ、やりたいことをもっと広げてやっていきたいという野望を打ち明け良いスタートであると話す。入居初日を迎えた快は、女性メンバー3人にテンション高く迎え入れられる。日本とアメリカのハーフである快は以前、アメリカのアリゾナに住んでおり、東南アジアに行って3年前に来日したと明かす。今はスタンドアップコメディーに励むコメディアンで、英語で挑んでいる。ビビと話す中で、ビビも月に1度アメリカに渡航していると明かす。女優を目指すためロサンゼルスにある事務所に入り、ハリウッドの狭き門に入るべく知り合いを作りに行く目的もあると言い、着実に前に向かって歩こうとしている様子がうかがえる。

　快はスタンドアップコメディーを始めて5ヶ月となるが、始めたきっかけは3年付き合った彼女との別れだった。生で初めてスタンドアップコメディーを見て、現実を忘れるような感覚で笑いが起き、自分でもやりたいと思い始めたという。

　最後は両親共にフィリピン人であるトパス（トパス・ジョンキンバルー／22）。イラストレーターで俳優のリリー・フランキーの付き人をしており、10ヶ月前に上京したばかり。リリーからの助言と後押しを得ての入居に、スタジオメンバーも驚きを隠せない。緊張の面持ちでメンバーとの初対面を果たしたトパスは、8歳の時に来日。昨年まで愛知にある工場に勤務しており、今年から180度違う世界であるリリーの付き人を上京してすることとなった。この先何になって何をやりたいのかも分からないため、いろんなライフスタイルを持つテラスハウスに入居して、良い刺激を受けたいと話した。

　リリーの付き人になった経緯は、若い男性を集めて優勝者を決める番組で優勝し、直接リリーから連絡を受けたという。お酒を飲むことを提案され、「今日は飲みます」という返しにいつもは飲まないと解釈したメンバーたち。その理由に「いつでも運転できるように」と答え、付き人という職業柄が表れメンバーも感心した。

　花が男子部屋を2人に案内し、花が退出後新メンバー2人だけの空間に。まずはベッドの位置決めを行なうが、“年功序列”という理由でトパスが快に先に選ばせるなど、真面目さが随所にあらわれた。また、入居の理由にトパスが「上京して1年も経っていないが、リリーさんを通じてしか知り合いがおらず、友達を作りたい」と挙げて、いろんな想いを持って入居を決めたと快も解釈したようだった。また、リリーについてトパスは「優しい、そして返しきれない恩がある」と答え、快もそのリスペクトを持った考えにうなずいた。

　女性3人に対していいなと思う人に、快は一番パワーを持っていてよく笑うとしてビビの名前を挙げた。一方、トパスは自身が明るい方ではないため、がっつり合う人がいるのか心配するが、海からは落ち着いている愛華の名前を挙げられ納得していた。

　対して女子部屋では、当然新メンバー男子2人の話に。ビビは見た目も快の方が好みと答え、声も好きと伝えると、愛華も「エロいあの声カッコイイ…」とたまらない様子。花も今までの男子で一番話しやすいと話すなど、女性陣からは高評価。トパスに対してはイケメンだったと愛華も話し、「年が変わらないのにあんなにも落ち着いた子に久々に会った。緊張もしているから、早くリラックスするようにしてあげたい」と気遣いをみせた。

　凌についても積極的になれない花に対してビビは「どうして？」と聞くと、花は「凌は彼女を作ろうというのではなく、自分を高めようとしている」と話すと、ビビはその考えに理解を示した。また、凌がビビに一目ぼれするのではと不安をのぞかせると、愛華も「入居時にも言っていた。この人だと決めたら行く」と話し、ビビも「私もそうだ」と同意。ますます不安気になる花を余所に、ビビは「楽しみ。早く会いたい」と気持ちを高めていった。

　凌不在の中、新メンバーが一気に3人も入居、さらに国際色豊かとなったテラスハウス。これまでとは全く違う風が吹いているが、果たしてこの中から恋愛は動き出すのか？ そして凌が帰宅後、女性メンバーはどういった動きを各々見せるのか!? 新たなテラスハウスがここから始まる。