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Wヤング・佐藤武志、吉本新喜劇に35年ぶり復帰 妻・浅香あき恵を投げ飛ばす

 先月11日に78歳で亡くなった平川幸男(ひらかわゆきお 本名:平川幸朗/ひらかわこうろ)さんとともに、1984年からWヤングとして舞台を踏んできた佐藤武志(65)が、きのう3日のなんばグランド花月公演より、吉本新喜劇の座員として活動をスタートさせた。

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 73年に吉本新喜劇に入団した佐藤は、84年4月に前・Wヤングを解散した平川さんのオファーを受け漫才の世界へ。以来、漫才師としてなんばグランド花月をはじめ全国の劇場を中心に活躍してきたが、今回、再び新喜劇への入団を決意。舞台初日となったこの日は、妻である浅香あき恵も共演者に名を連ねる中、35年ぶりとは思えないイキイキとした演技とともに、新たな一歩を踏み出した。

 物語の舞台となるのは花月商事のオフィス。川畑泰史が演じる営業部員を中心に、ライバル社員役の浅香や同僚役の島田珠代諸見里大介、新入社員役の山田花子、女社長役の末成由美らが入り乱れ、ハプニング続発のドタバタ劇を繰り広げる。佐藤の役どころは、取引先の社長秘書。登場するなり、社長役のMr.オクレと漫才のようなやりとりで笑わせ、ダイナミックなコケも披露した。

 また、妻の浅香を相手に、ひょんなことから突然暴れ出すというかつての持ちギャグも繰り出し、壁にぶつけたり投げ飛ばしたりとやりたい放題。さらに、終盤にも再登場して、またまた浅香と一触即発のシーンを演じるなど、ベテランらしく要所要所をピリリと引き締め、物語を盛り上げていた。

――35年ぶりの新喜劇の舞台について
佐藤:緊張やないけど、変な気分。初舞台の昭和48年、昭和59年に新喜劇から漫才にいった一発目の漫才、今日の3回目……どう言うたらいいのかな? 「力入ったらあかんな」とかいろいろ考えながら、葛藤しながらやっていました。

――かなり激しい動きもありましたが……。
佐藤:20年ぶりにやったら、ハァハァいって息が上がりました(笑)。
川畑:あの後のセリフ、何言ってるかわかりませんでしたわ(笑)。

――佐藤さんと共演した感想
川畑:他のお仕事とかではありますが、新喜劇では共演したことがない。初めてでした。
末成:私は“まる坊”って呼ばせていただいてるんですけど……まる坊の方が先輩やね。私が入った時は、もう新喜劇やったから。それでも兄さんとは言ってなかったけど。
佐藤:(芸歴を)全部入れたら(末成の方が)長いから。
末成:新喜劇はアットホームというか家族みたいなもんですから、早くその中に打ち解けて、若い子たちと慣れてもらって……。
佐藤:これがベテランばっかりなら、落ち着いていると思うんですよ。(今の新喜劇は)息子みたいな年齢がほとんどやから。最近は精度が上がってレベルアップしている。漫才もそうですけど「緊張せんのか、こいつらは?」と思うぐらいに素晴らしい。そこを勉強しながら、僕は昭和の笑いが好きですから、そういうのも融合しながらやっていきたいな、と。僕の目標は桑原和男の83歳。体の続く限り、舞台を走り回って……希望はそれですね。若手にそこだけは負けない。
浅香:初日でセリフもたくさんいただいてたんですけど、自分の緊張よりも、この方(佐藤)が出てくる時の方が緊張したというか。娘の発表会を見ているみたいな、そんな意識で(笑)。「出てきたわ、大丈夫かな」「ちゃんとしゃべれよ!」とか(笑)。自分ことよりも、今日はこっち(佐藤)に意識が向いていました。今までは仕事が別だったので、初日前の稽古の夜なんて一人で(台本を)見ていたわけですが、これからは同じ仕事なので、時々手伝ってもらって本の読み合わせとかできるんじゃないかな。それはうれしいなと思っています。

――新喜劇にもう一度、入団しようと決意したきっかけ
佐藤:4月、5月ぐらいから、相方がまあいろいろありまして、だいたいわかってましたから、いろいろ悩んだんですよ。でも、やっぱり最終的には古巣に戻るのが一番いいのか、と。もっぺん(もう一度)おっさんが入って、どこまでできるかというのを試してみるのもひとつの手、若い子を見て勉強するのも一つの手やと思って。いろんな葛藤があって、決めたのが8月ぐらいでした。

――座長から佐藤さんに期待することは?
川畑:新喜劇はご存じのように高齢化が激しくて、僕ら50いくつの人間が結婚前の役とかやってしまっている。そうなった時に、お父さんお母さんの役がいないんですよ。この年代で、お芝居がちゃんとできて、お笑いのこともわかっておられる方が入ってくることはまずないですから、非常にありがたい存在。それと、35年前の新喜劇を知っておられる。由美さんやあき恵さんも知っておられますが、今の流れでそのままきてはるんで、新喜劇に対する考えは若手と同じやと思う。まる兄さんの場合は、古い時代のいい部分をわかったままの状態やと思いますので、これから若手とふれあう中で「昔はこんなんやってんで」という話をしていただいて。そんな時代があって今がある、というのを伝えていただければ、そんな存在になっていただければと思います。

――亡くなった相方の平川さんには(入団について)相談していましたか?
佐藤:もともと、そうなるやろとは思ってはったと思いますわ。「テレビ見せてくれよ(新喜劇の舞台に立っている姿を早く見せてくれよ)」とは言っていました、最後の方に。

――舞台で奥さんを投げていましたが……。
佐藤:あれも20年ぶり。重たなってますねん(笑)。細かったんですよ、前は(投げたら)飛んでいましたからね。それが重たいから……新喜劇に入るとみな肥えるんですよ。昔からの風習で。

――浅香さんはいかがでしたか?
浅香:もう怖いだけです(笑)。「若い頃と違って無茶ができない」「後に残る」とか考えてしまうから……この人のために頑張ったんですけど、それでもめっちゃ怖かったです。ケガさせられたらどうしようって(笑)。
川畑:確かにケガは怖い。でも最悪、奥さんやから……。
浅香:おいおい!(笑)
川畑:家の中で謝ってもらえれば、ということで。

――もともとキレ芸キャラなんですか?
佐藤:昔からそうですねん。25歳の時も……45歳の時も違う局でそれやって。だから20年おきに暴れてますねん。体が動く限りはやります、暴れます。

――娘さんの反応は?
佐藤:興味ないよな?
浅香:たとえば新喜劇でこういう役をやっている、ということは、一つのお仕事として見ているので、「パパが吉本新喜劇に入るんやて」って言ったら「あ、そう」ぐらいでした。

――花紀京さん、岡八郎さんのおられた時代の新喜劇から今の新喜劇を見ると?
佐藤:スピード感が違います。あの時分は、大きな声で抑揚をつけて、ゆっくりしゃべるように言われました。それが今は速いから。どんどん速くなってるから、おかしなりますな。(当時は)ほんまに芝居をしてましたね。劇団からきた座員さんが、ようけ(たくさん)いてました。
川畑:そういうのをまた伝えていただければ。新喜劇の伝統の架け橋になってもらいたい。でも、ずっとふざけてはるんです(笑)。たぶん照れもあると思うので、ここからやと思います。
末成:じっくり落ち着いた役どころの人が少ないからね。そういう役どころでこれから。
浅香:速い時は速く言えて、じっくりお芝居もできて……そこらへんが融合していけば、新喜劇がまたいろんな意味で輝いていけるんじゃないかなと思ってますから、そこの役割は果たしてもらいたいなと思います。

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