女優の馬場ふみか（24）と俳優の赤楚衛二（25）が、MBS「ドラマ特区」枠で12月5日から放送スタートの新ドラマ『ねぇ先生、知らないの？』（毎週木曜 深0：59）にダブル主演する。この度、取材会が行われ、2人は互いの印象などを語った。

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■「既読スルー」を馬場がざんげ　赤楚の高校時代の“髪エピ”には爆笑

　同作は『プレミアCheese！』（小学館）連載の浅野あや氏の同名漫画の実写化。主人公は、原稿命！の漫画家・青井華（馬場）。描いた恋愛漫画で読者の女子を幸せにしてきた華だが、恋愛経験に乏しい自分を隠しながら、恋愛漫画を描いていた。ある日、自分の身なりへの無頓着さに気づき、飛び込みで入った美容院でカリスマ美容師・城戸理一（赤楚）と出会う。別次元の世界に住む相容れない2人だが、次第に引かれあっていき…、という物語で女性たちの心をわし掴みにしている。

　原作を読んだ感想について馬場は「華ちゃんが言ってる『女の子を幸せにする』というのはわかる。読んでいるだけで、女の子がめちゃくちゃ幸せになるなって思いました。こんな人いたら、スゴいって思う」と目を輝かせた。赤楚も「こういう漫画を初めて読ませていただいたんですけど、男にとっても教科書になる」としみじみと語り「あまりにも僕、足りてないなって気づきました（笑）。勉強になります」と笑顔を見せた。

　漫画家用のペンの持ち方を教えてもらうなどして馬場は役作り。絵心について「小学生のときに（コンクールで）入賞したことあるんですよ！」と話しつつも「絵心は、ほぼないに等しい…。普段は全然、書かないです。久しぶりに紙に向かってペンを動かしてます」と正直に告白。それでも「描くことは楽しいですね。ペンの使い方のコツとかが、やっていくうちに、どんどんわかって来てハマってます」ととびきりの顔で語った。

　美容師としての仕事をゼロから学んだという赤楚は「高校生のときとかは髪の毛をイジるのが好きでした。授業と授業の間の休み時間はトイレに行って直してました」と照れながら明かすと、馬場は「いるいる！」と爆笑していた。

　馬場は華と共通点について「仕事を理由にするのも、どうかと思うんですけど、忙しくなると既読スルーをしちゃう方かも…。共感度は高いですね」とぶっちゃけ。理一のような存在は理想だそうで「こんなステキな対応の人はいないですよね」と口にしていた。赤楚は「仕事に入ると（連絡を）おろそかにしてしまう。LINEに関しては未読スルーしてしまう」と語りながら「似てないところで言ったら、女性に対する対応は僕の方が下手っぴ（笑）」と語っていた。

■「仮面ライダー」あるある発見はこれから　一目惚れについてもぶっちゃけトーク

　物語は理一の一目惚れから始まる。自身の経験を問われた馬場は「一目惚れしたことないですね。自分の壁も厚い。自分が、あけっぴろげな人はできるんでしょうけど…。相手のことを知って、自分のことを知ってもらわないと」と話しながらも「理一みたいに来られたらうれしいです（笑）。『一目惚れしました』って言われてみたい人生です」とキュートな顔をした。一方、赤楚は「一目惚れしかしたことない」ときっぱり。付き合いが長くなると友人になってしまうそうで「最初に感覚で『好きかも』みたいなのから始まりますね」と明かした。

　そんな赤楚は一目惚れポイントについて「匂いですかね」と話すと、馬場が「匂い！ そんな一発目で近いところで匂いかぎます？」と驚き、赤楚は「好きな匂いってあるじゃないですか！ 田舎育ちだからか、敏感なんです！」と大慌てとなっていた。

　2人にはラブシーンについて、馬場は「見てくださる方が、こんなことされたいなとか、こんなシチュエーションいいな、と思えるものを作れたら」と照れながら意気込み。赤楚も「見てくれている方の癒やしになれたらなって思いますね」と力を込めた。

　また、2人の共通点と言えば、「仮面ライダー」シリーズに出演していること。馬場は『仮面ライダードライブ』（2014年）のメディック役、赤楚は『仮面ライダービルド』（17年）仮面ライダークローズ／の万丈龍我役を務め、『ねぇ先生、知らないの？』での共演発表時には特撮ファンもザワついた。インタビュー時は撮影前だったため、馬場は「まだ（ライダー感は）わからないですね。でも、撮影が進んでいったら『仮面ライダーっぽいな！』って思うかも」と笑いながら「私、敵役なんで。倒される方の人だから…」とぽつり。それでも、赤楚は「一緒ですもんね。会話の話題になりそう！」とにこやかな表情になっていた。

　最後に赤楚は「漫画から入られた方に『理一だった！』と言ってもらえるように気をつけたい。2次元と3次元の間を調節しながら、お芝居を頑張りたい」と力強く語り、馬場も「原作を読ませていただいて華ちゃんの不器用ながらも必死に頑張る姿が大好き。そこが、みなさんに伝わればいいな。見てくださる方が幸せになってもらえるように頑張りたいです」とアピールしていた。