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【年間本ランキング】新海誠監督『天気の子』原作小説で自身2度目の1位

『オリコン年間文庫ランキング 2019』で、7月に劇場公開となった新海誠監督最新アニメーション映画『天気の子』の原作小説『小説 天気の子』が、期間内売上51.1万部で1位を獲得。アニメ作品の原作文庫による1位は、2016年に同じく新海監督が書きおろした『小説 君の名は。』(KADOKAWA/2016年6月発売)以来3年ぶり2作目となった。

新海誠『小説 天気の子』(KADOKAWA)

新海誠『小説 天気の子』(KADOKAWA)

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 新海監督は1位獲得を「とても光栄に思います。小説は僕が1人で執筆したものではありますが、映画『天気の子』はRADWIMPSはじめ多くのスタッフと共同で作った作品です。映画のスタッフたちの力が、小説にも多くの魅力を与えてくれたのだと思います」と喜び、小説執筆については「映画は主人公の少年目線で語られますが、小説では様々なキャラクターの人称での描写を加えました。ヒロインの『晴れ女』のときの身体感覚、晴れを求める人々の願い、少年少女たちを巡る大人の逡巡など。そのような小説でしかできなかった描写は、とくに書いていて楽しかったです」とコメントを寄せている。

 本作は、天候の調和が狂っていく時代に、家出少年と祈るだけで空を晴れにすることができる能力を持つ少女が、運命に翻弄されながらも自分の生き方を選ぼうとする物語。映画は、観客動員数が1000万人を超え、国内興行収入が133億円突破(10月2日東宝発表)と大ヒットを記録した。

 週間文庫ランキングでは、映画公開日が集計期間に入る7/29付(集計期間:7月15日〜21日)から3週連続通算4週で1位、また10週連続でTOP10入りするなど映画との相乗効果を発揮。また挿絵付きの小・中学生向け児童書版『天気の子』も、8/19付から2週連続で「児童書」ジャンル1位となるなど、関連書籍も好調なセールスを上げた。

 なお、2位、3位には、小野不由美の人気シリーズで、18年ぶりの発行となった『十二国記』シリーズの最新刊『白銀の墟 玄の月 一 十二国記』、『白銀の墟 玄の月 二 十二国記』が、10月12日の発売ながらランクインしたほか、11月9日発売の第3巻、4巻も5位、6位に滑り込み、4作同時TOP10入りを記録した。


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提供元:CONFIDENCE

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