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井上雄彦作品、初の電子書籍化 バスケ漫画『リアル』1〜14巻を一挙に配信

 井上雄彦氏の車いすバスケを題材にした漫画『リアル』のコミックスが初めて電子化され、28日から電子版の配信がスタートした。代表作に『SLAM DUNK』『バガボンド』があるが、井上作品としては初となる電子書籍化となった。

 同作は、コミックスの累計発行部数1500万部を突破している人気作品で、「電子化してほしい」と読者からの要望に応える形で実現。刊行されている1巻から14巻を電子化し、Kindleストアほか各電子書籍ストアで配信する運びとなった。

 電子版には限定特典として、紙版コミックス未収録のカラーイラストを巻ごとに収録。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)の公式アプリ『ヤンジャン!』では冒頭から1話単位でレンタル閲覧できるほか、電子版の配信を記念して『リアル』の世界観を表現したPVがYouTubeにて配信。なお、きょう28日発売の同誌52号には最新話が掲載されている。

 1999年より『週刊ヤングジャンプ』で連載がスタートした同作は、自分の起こしたバイク事故で同乗者に障がいを負わせてしまった野宮朋美、骨肉腫により右脚を切断し車いす生活の戸川清春、交通事故により下半身不随になった高橋久信の3人が主人公。車いすバスケの世界を中心に、“障がい者”というテーマを主軸に、さまざまな理由で心や体に大きな傷を追った3人が、現実的(リアル)な困難や葛藤にぶつかりながらも、バスケ(車いすバスケ)を通して乗り越えていく様子を描いた人間ドラマとなっている。

 人気バスケ漫画『SLAM DUNK』を執筆してきた井上氏が車いすバスケを題材にしたことや、障がい&スタミナ体験の描写がリアルに描かれていることが話題となり、2001年に『第5回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞』を受賞。不定期連載で14年11月の掲載を最後に休載していたが、今年5月に連載を約4年半ぶりに再開させていた。

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