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伊藤美来ならではの“POPS”を追求…人生の節目の新アルバム「成長した私を見てもらえる」

 声優アーティストの伊藤美来が24日に2ndアルバム『PopSkip』を発売した。『バンドリ!』シリーズの弦巻こころ役や『五等分の花嫁』の中野三玖役など人気作に次々と出演し評価を高める一方で、この春には大学を卒業し、心機一転のタイミングでリリースされる。「成長した私の一面を見てもらえる楽曲が集まった」と自信をみせつつ、「新しいことを始める人たちの背中を押してあげられたら」との願いがつまった新作への思いを語ってもらった。

 先行シングルの「守りたいもののために」「恋はMovie」などが象徴するように、1stアルバムと比べ、より生楽器のアンサンブルが主体のサウンドになり、伊藤の声の“味わい”もその分ストレートに伝わってくる。伊藤は「先行シングルを何曲かリリースしてきた中で改めてアルバムのコンセプトを話し合って、これまで“伊藤美来のPOPS”を作り上げるということで曲作りをしてきたよねと、だから今回はよりPOPSに特化して曲を集めていこうと話していました」と今作の方針を語る。

 “伊藤美来のPOPS”とはどんなイメージなのか、たずねてみると「一つにはJ-POPとして聴いてもらえる曲ということを大事にしていて」と明かす。「アニメを知らない方も声優としての伊藤美来を知らない方にも良い曲だよねって思ってもらえる楽曲だったり、背伸びをせず等身大で、だからこそ共感してもらえる言葉選びというところは常に考えて(制作を)進めました」。タイトルにも込められた“POPS”のワードが示すとおり、曲の普遍性にこだわったからこそのラインナップがそろった。

 歌い手としての自身の表現にも着実に幅の広がりや変化を感じるという。「以前はディレクターさん、プロデューサーさんが持ってきてくれた楽曲や提案されたアプローチの仕方に近づけられるよう一生懸命やるっていう姿勢だったんです。でも今回は自分でもこういう曲をやってみたい、こういうアプローチで歌いたい、ということを意見として言えるようになって、そこはすごく成長できたところかなと思います」と胸を張った。

 また、今作でも「all yours」で作詞を手がけた。情景やテーマが立体的に浮かび上がる言葉選びが印象的だが、「詞を書くのはすごく好きです。でも、日頃から書き溜めたりとかは全然しないんですよ。実際に書くという段階になって、コンセプトが決まって一から書き始めます。普段から書いておいた方がいいよって周りからは言われるんですけど(笑)。でも、その瞬間の気持ちの方が大事かなって思って」と、クリエイターとしての感性も一段と磨きがかかっている。

 伊藤といえば今年の3月、無事に大学を卒業。人気声優・アーティストとして多忙を極めながら勉学も修めたことにはただ感服するばかりだが、仕事との両立でつらさを感じた時どう乗り切ってきたのか聞くと「つらかった時は、よく子供みたいに文句言ったりもしてましたよ」と笑う。「家族に、もうしんどいんだよ〜とか、(スタッフに)ここは必修落としちゃうと卒業できないんで死守させてください! とか、ぶつくさと…(笑)。なので、乗り越えられたと言えるのか正直わからないんですけど、でも最終的に卒業できたので乗り越えたことにしちゃおうと思ってます」と、素直な気持ちで周囲に働きかけ、周りもそんな伊藤の姿勢に応えていったようだ。

 しんどい時に一人で抱え込んで悩んだりしないのかたずねると、「前までは結構背負い込んでネガティブになったりもしてましたが、最近はそう考えるのすら時間の無駄だと思うようになって。ネガティブになってる時間や体力すらもったいないなと。そんな時間があるなら台本読んだり曲を覚えたりした方が効率が良いなと言うことに気づいて、そんなに深く落ち込んだりとかはなくなりました」と、ハードな生活のなかで精神的なタフネスも身に着けていた。

 一方で、「学生生活自体はとても楽しかったので、実はすごく心の支えになっていたというか。大学の友達と一緒に喋ってる時間とか、普通の女子大生でいられる時間は一瞬だけでも仕事の不安とか忘れられる時間でもあったので」と振り返り、「なので自分の中では仕事も学業も両方必要なものでした」と学生ならではの糧も多く手にしてきた。

 年齢的には新社会人だが、初めて“両立”を解かれ仕事に専念できる環境を得た今、「デビューが高校生だったので、ずっと学業との両立が当たり前でやってきましたし、実際に終わってしまったら意外と寂しかったりもしています」と胸中を語る。しかし、「これから社会人として仕事一本でやっていくわけですが、仕事との向き合い方はこれまでと変わらずに、気張らず、そこはブレずに取り組んでいきたいですね」と余計な気負いはせず、心は身軽だ。

 そんな姿勢はこの先の展望にも共通していて、「ずっと飾らずにいられたらなと思っています」とさらりと答える。「気張ってると疲れちゃうので(笑)。自然体でいても、お芝居や歌を頑張ってる姿を良いなと思ってもらえる、愛される役者・歌手になれたらなと。なんだか欲張りかもしれないですけどね」といたずらっぽく微笑みながら、未来の姿を思い描いていた。

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