原田知世と田中圭がW主演する4月期・7月期2クール連続ドラマ『あなたの番です』（日本テレビ系／日曜22：30）が、6月30日からスタートする第2章『〜-反撃編-』の放送に向けて一段と盛り上がりを見せている。週刊エンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』のドラマ満足度調査「オリコン ドラマバリュー」では、第1章の最終回となる第10話（6月16日放送）で急上昇し、前週比＋22Ptの91Pt（100Pt満点）を記録。翌週6月23日に放送された「特別編」では97Ptをマークし、テレビ東京系『きのう何食べた？』、TBS系『インハンド』が記録していた4月期ドラマの最高ポイント96Ptを上回る高満足度を獲得した。

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◆さらなる衝撃走る　第2章へとバトンをつなぐ充実の特別編

　同作は一棟のマンションを舞台に、主人公の新婚夫婦、そして住民たちが巻き込まれていく“交換殺人ゲーム”を描いた物語。第1章の最終回では、主人公の1人である菜奈（原田）が何者かによって毒殺されるというショッキングな展開で幕を閉じ、視聴者を騒然とさせた。そんななか放送された「特別編」。第2章との狭間に放送される物語とあって、多くの人が第1章のダイジェスト的な放送だと予想していたことと思うが、いざ蓋を開けると、いわゆる“箸休め”的な放送では全くなく、さらなる衝撃と共に第2章へと誘う充実の内容だった。

　特別編は、最愛の妻を亡くし茫然自失の翔太（田中）が菜奈のパソコンから日記を見つけ、菜奈の想いと共に2人の出会いからプロポーズまでを振り返っていくというストーリー。前半から中盤にかけては、15歳離れた2人の恋愛模様が描かれ、心がほっこりする映像が続いたが、終盤になると一変。翔太のもとに、犯人から菜奈の最期を記録したビデオメッセージが届きシリアスな展開へ。恐怖に震える妻の最期を見せられた翔太は、「必ずこの手で犯人を追い詰める」と言わんばかりの表情をにじませた。第1章から“反撃”の第2章へ。特別編によってしっかりとバトンが渡された。

◆悲しみから怒りへ…田中圭の鬼気迫る表情に称賛の声

　視聴者からは、「ただの前半振り返りかと思ったらめちゃめちゃ大事というか、普通に重要な回でびっくりした」（30代男性／神奈川）、「今までと今後に厚みを持たせてくれた特別編だったと思う」（40代男性／兵庫）、「翔太がパソコンを操作した後に出てきた警告の画面が頭から離れないほど不気味で、今後の展開がどうなるのか楽しみで仕方ない」（30代女性／埼玉）、「特別編は翔太と菜奈ちゃんの回想シーンばかりだと思って安心しきっていたら、期待をはるかに超える内容で、もう二章が楽しみでしかない」（50代女性／大阪）、「ラストシーンはゾッとした。第2章にうまくつなげたと思う」（40代女性／東京）とのコメントが多数。思いもよらぬ展開に、第2章のスタートに期待を寄せる声が相次いだ。

　田中演じる翔太は、これまでどちらかというと天真爛漫なキャラクターだったが、この特別編によって“覚醒”。愛するパートナーを失い、怒りと悲しみに暮れる演技には、「田中さんが 妻を想い涙するシーンはリアルだった」（50代女性／千葉）、「怒りに震える田中圭さんの表情が良かった」（40代女性／千葉）、「最後の翔太くんの顔付きの変化にゾクゾクした」（10代女性／愛知）と、称賛の声が寄せられている。

「いろんなところに犯人を解き明かすヒントがある気がして楽しいし、見終わったあとも考察をするのが楽しい」（10代女性／千葉）、「放送後ドラマについて考察するのが面白い」（20代女性／兵庫）とのコメントもあるように、放送後TwitterなどのSNS上では、犯人を予想したり、シーンを考察したりする投稿が多数。第2章のスタートと共に、ドラマはさらなる盛り上がりを見せていきそうだ。

●オリコン ドラマバリューとは
オリコングループの調査システム「オリコン・モニターリサーチ」の登録者から毎週、全国690名の視聴者を対象に、各ドラマの「期待度」「満足度」について、「作品」「主演」「主演以外」「セリフ」「映像」「音楽」「美術」「ストーリー展開」を10点満点で調査。「オリコンドラマバリュー」はその結果を、過去1年間のデータに照らして偏差値化した。「視聴量」「主演」「主演以外」「内容」という4項目に加え、Twitterのツイート量を加えた「話題性」の5項目を各1〜20ポイントとし、計100ポイント満点で集計している。