メンタリストのDaiGoが28日、都内で行われたドワンゴ『ニコニコチャンネル事業に関する記者発表会』に出席。月額有料会員数1位を誇る『メンタリストDaiGoの心理分析してみた！』を配信しているが「最近は弟（松丸亮吾）の方が、よくテレビに出ています。謎解きの兄です。僕は名字を隠していたのに、名字を出して活動していて…」と自虐を交えながら弟への愛あるコメントで笑いを誘った。

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　DaiGoは「初日は3人しかいなかった」とチャンネルを始めた当時のことを振り返りながら「そこから、どの時間でどれだけの人が見ているのか分析をいれて、どういう風に放送をすればいいのかを考えました」と飛躍の理由を解説。「僕はコメントをほぼ見ないんです。それに左右されると、一部の方に偏ってしまうので」「月22回配信したことがあったんですけど、特に効果がなかった。例えば7本しか見られなかったら、もったいないと感じるみたいで、逆に月6回の配信にしたら、ありがたがって見てくれる」といった独自の見解を明かした。

　最近は、テレビへの露出を控えているといい「3回に2回はテレビの誘いを『食事があるから』という理由で断っているんです。というのも、いろいろと分析をかけていったら、本とかコンサルといった自分の仕事に収益に関係ないことがわかったんです」ときっぱり。「最近では『動画の人』になりつつあって、この前も『講演をオンラインでやってください』という依頼を受けました」と笑顔を浮かべた。

　23日放送のTBS系『ニンゲン観察！モニタリング』で共演した山下智久とのエピソードについても「この前、山Pと寿司を食っていたんですけど、僕のチャンネルを見ているよって言われて。でも、ニコニコ入り方がわからないんだよねって言われて、じゃあやってあげるよとなったんですけど、僕がやっても15分くらいかかったんですよ」と告白。「ここが一番の問題。入会への障壁を減らしてほしいですね」と訴えていた。

　同チャンネルは、企業・団体が動画や生放送の配信ができるプラットフォームとして、2008年にサービスを開始。12年8月には記事コンテンツ『ブロマガ』、翌13年12月からは企業・団体だけでなく一般ユーザーも対象となる『ユーザーチャンネル』を開始し、ユーザーにもニコニコチャンネルの課金システムを提供している。

　会見のMCはフリーアナウンサーの馬場典子が担当し、ドワンゴの代表取締役社長・夏野剛氏も出席。夏野氏は「オワコンと言われている割には、ファンコミュニティーをもとに根強くやっています。衰退していっているんじゃないかという時代に、月額会員数30万人増という過去最高の伸び率でした。ネット界における存在感が落ちているわけではなく、ビジネスモデルにするところが落ちている」と語っていた。