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岡田准一主演映画『関ヶ原』大迫力合戦シーンが地上波初放送

 テレビ朝日系で22日より放送される5夜連続ドラマスペシャル『白い巨塔』(〜26日 後9:00)に主演する岡田准一が「純粋すぎる武将」石田三成を演じた映画『関ヶ原』(2017年8月公開)が同局系で6月2日(後9:00〜11:33)に地上初放送されることになった。

岡田准一主演、映画『関ヶ原』6月2日、テレビ朝日系で地上波初放送

岡田准一主演、映画『関ヶ原』6月2日、テレビ朝日系で地上波初放送

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 司馬遼太郎原作の同名歴史小説を、『日本のいちばん長い日』などで知られる原田眞人監督が完全映画化。岡田が新たな石田三成を演じ、役所広司が堂々たる徳川家康を創造し、大いに話題となった空前のスペクタクル巨編。濃密な人間ドラマに加え、京都・東本願寺、姫路城など各地の名だたる国宝級・歴史的建造物でロケを敢行、エキストラ総勢3000人規模、のべ400頭にも及ぶ騎馬や鉄砲隊が入り乱れる大迫力合戦シーンで観る者を圧倒した作品だ。

 戦国史上最大の合戦と言われる「関ヶ原の戦い」だが、これまで映画、ドラマで幾度となく取り上げられてきたものの、真正面から戦い自体を描いた作品は、実はなかった。原作小説は1974年に発売、上・中・下巻の大作だが、もともと司馬作品が好きだったという原田監督は中学時代に原作を読破。その面白さに引き込まれ「この小説の映画を観てみたい」「いつか自分でその映画を作ってみたい」と思ったという。

 そんな原田監督のこだわりが詰め込まれた本作。その一つが、本物にこだわったロケーション。大坂城、大垣城、伏見の加藤清正屋敷などの一部はセットで撮影されたが、ほとんどのシーンはロケーション撮影。下鴨神社、百済寺、弘誓寺、彦根城、光明寺、日吉大社、東福寺、金剛輪寺など、歴史的建造物、国の重要文化財での撮影は、岡田が「本物の場所に立って演じられるのはとてもうれしい」と語ったように、俳優陣にも大きな影響を与えた。

 本物だからこそ伝わる迫力は映画を通してのみどころになっているが、合戦が始まり、家康の本陣として選ばれた二岡神社は、黒澤明監督の名作『七人の侍』のロケ地となった場所。俳優にとってもスタッフにとっても映画の歴史を感じる瞬間となった。

 今作では、ただ正義を信じ、不器用で人間味のある、という新たな三成像を誕生させたことでも話題に。主人公の三成は豊臣家への忠義を貫き、誰に対しても義を重んじ、「ひとりが万民のために尽くせば天下は栄える」を意味する「大一大万大吉」を掲げて生きた人物として描かれた。そんな三成を体現した岡田は撮影現場では“岡田”三成と呼ばれるほどのハマり役だったという。

 岡田自身も「司馬先生の三成像が僕の三成像の基盤となっているところはあります。泥くささがあって純粋でシビアでもある。いろいろな表情のある三成にしたい」と語っていた。
 
 対する徳川家康は、役所が熱演。自身が初めて挑むという家康役を度量たっぷりに魅力的に演じている。今作では特殊メイクに加え本来の役所を何倍も大きくしたような体格で、恰幅がいい“狸親父”家康になりきった。表と裏の顔を巧みに演じ分け、役所が“いい人”として家康を演じれば演じるほど“悪役”に見えてくる、といった不思議な魅力も演出されている。そんな三成と家康、2人のバトルは、言うまでもなく見ごたえのあるシーンとなっている。

 そのほか、三成に仕える忍び・初芽に有村架純。初の本格時代劇への出演となり、殺陣などアクションにも挑戦した。三成の右腕として勇猛果敢に戦う島左近に平岳大、活線の命運を握る小早川秀秋に東出昌大、さらに北村有起哉伊藤歩音尾琢真和田正人滝藤賢一キムラ緑子中越典子壇蜜松山ケンイチ、西岡コ馬などが集結。天下分け目の決戦を彩った。

 石田三成、徳川家康に加え、小早川秀秋についてもこれまでのイメージとは全く違う「義を貫こうとする武将」を打ち出すなど、新たな解釈とともに描いた映画『関ヶ原』。令和の新たな時代、日本の歴史を変えた壮絶な戦いのドラマが地上波で楽しめる。

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