タレントの中居正広が司会を務めるテレビ朝日の新番組『中居正広のニュースな会』の初回放送が、きょう27日正午にスタートする（毎週土曜　正午〜後1：00）。「鮮度のあるものを放送したい」ということから、オンエアの前の日、時間もギリギリまで粘って、ほぼ生放送と同じ要領で収録していくという。初回収録を終えた中居に、手応えを聞くと、意外な答えが返ってきた。

　「やりたいことはできたんじゃないかな、と思います。僕はキャスターではなく司会進行。いままでいろんな番組をやってきましたけど、この番組では、僕自身の手応えはないくらいの方がいいと思っている」

　この番組では冒頭で“今週報じられたニュースの振り返り”をランキングで紹介。その中から気になったキーワードをいくつか掘り下げていく、というスタイルで進行し、わかりやすく老若男女関係なく楽しめるニュースショーを目指していく。

　視聴者の関心がニュースの中身や専門家などによる解説に行かず、中居に向いてしまうことを防ぐためにも、「視聴者から『中居じゃなくてもいいんじゃないか？』と思われるくらいのスタンスでいた方が、番組にとってはいい手応えなんじゃないかと思う」と話していた。

　とはいうものの、初回は中居のスペシャル対談企画をオンエア。相手は、中居がずっと憧れている読売ジャイアンツの原辰徳監督。実は、1995年10月8日、同局でスタートした『サンデージャングル』という番組でスポーツキャスターデビューした中居が伝えたのが、原監督の現役引退試合だった。中居は「（新番組の）1回目に出てくださって縁を感じる」と感慨一入（ひとしお）。

　同局の正午の番組は、平日は44年目の『徹子の部屋』、日曜は7月に30周年を迎える『ビートたけしのTVタックル』、そして土曜に満を持して中居の冠番組をラインナップ。「これは1クールで終わるかもしれないですけど（笑）。わからないですからね。わからないけど、末永く（続けたい）、とは思います」と、前向きに語っていた。

　初回の出演は、劇団ひとり、古市憲寿、柳澤秀夫、小芝風花、島本真衣（テレビ朝日アナウンサー）ほか。

■放送局
テレビ朝日・北海道テレビ・長野朝日放送・メ〜テレ・朝日放送テレビ（5月4日開始）・九州朝日放送・熊本朝日放送