ABCテレビで４月７日（テレビ朝日では４月６日）からスタートした、連続ドラマ『神ちゅ―んず 〜鳴らせ！DTM女子〜』。結成10周年を迎える私立恵比寿中学の6人が主演の青春音楽群像劇で、“永遠に中学生”の彼女たちが女子高校生にふんし、友情に恋、ライバルや家族との衝突、時には大人たちの思惑に傷つき振り回されながらも、世界に通用する「神曲」を作るという夢に向かって突き進む、イマドキの青春を全力で演じる。

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【全員】朝のチャイムがなりました！　私たち、私立恵比寿中学です。よろしくお願いします。

――役どころを教えてください。

【柏木ひなた】私が演じる十倉凜は、川谷絵音さんや岡崎体育さん、米津玄師さんのような音楽の“神”になることを夢見る高校２年生です。残念ながら凜にギターの素質はなく、せっかく入った軽音楽部も1年で退部してしまうんですが、「オリジナリティーとエネルギーさえあれば音楽は作れる」という音楽アプリの“謳い文句”に勇気を得て、デスクトップミュージック（DTM）で、鼻歌レベルの音楽をいかに仕上げるか、日々奮闘している女の子です。

　私もギターはちょっとやったことがあった程度で、ほとんどできない状態で、DTMということばも聞いたことがあるけど、やったことはない、という感じで、今回、撮影に入る前に一からDTMを学んで、撮影をしながらDTMで曲が作れるってことを実際に体験して、DTMってすごいな、音楽って楽しいなと以前よりも音楽が好きになりました。

【小林歌穂】私が演じる笠原遥は、クラスいちの変わり者と思われている子。すごく頭がよくて、お金もうけに興味があって、スティーブ・ジョブズさんのことを尊敬しているという設定。自分とは全然違うキャラクターなので難しそうだな、と思ったんですが、撮影していくうちに、笠原ちゃんと自分の区別がつかなくなってきてしまって（笑）。ドラマでは、プロデューサー的役割を担っていくんですが、自分もプロデューサーをやってみたいな、と思えてきて。メンバーの中では私だけ裸眼で、ほかのみんなはコンタクトレンズを使っているんですけど、ドラマの中では私だけがメガネをかけています（笑）。

【中山莉子】永莉テイラー役を演じます。人気モデルということなんですが、それとはちょっとギャップのある女の子で、自分でもお芝居でやってみたかったタイプの女の子でした。神ちゅーんずでは、ボーカルを担当することになるんですが、ボーカルだけはないと思っていました（笑）。ドラマを見て楽しんでもらいたいです。

【星名美怜】私が演じた藤原ルミは、音楽の才能に恵まれた天才少女。凜ちゃんとは対照的に軽音楽部で活躍していて、ギターも上手に弾ける女の子だったので、演じるのは本当に大変でした。私自身、ギターの経験は、CM撮影でエビ中のメンバー全員がエレキギターを持って、弾くというより、割り振られていた音を、自分の番がきたら出すみたいな感じで、触れたことはあったんですが、それも4年くらい前。その時使ったギターを今回のドラマでも使うことになったんですが、ほったらかしだったので修理に出したんですよ（笑）。

　今回、先生に一から教わって必死に練習しました。劇中で私たちが作る楽曲はすべて川谷絵音さんが作曲、プロデュースしてくださっているんですが、めちゃくちゃ難しかったんですよ。でも一生懸命練習していたら、いままでにない新しい気持ちで音楽に興味が湧いてきて、これからも続けていきたいなと思いました。

【安本彩花】大宮やえ子ちゃんは、自分に自信が持てない子で、自分の才能にも気づいていないところがあるんですけど、凜ちゃんの良き理解者で親友。作詞担当することになります。私自身、DTMに興味があったので、楽器はできないけど神曲を作りたい、という凜ちゃんに共感できました。

【真山りか】私は、女子生徒のヒエラルキーのトップに立つダンス部の橘梓を演じました。おいおい、私は振り付けを担当することになるんですが、一番スタンダードな、いわゆるJKという感じの女の子です。梓の悩みは、女の子同士、グループ同士の人間関係や、男子にモテるためにどうしたらいいかで、そういう悩みもあるんだな、と知って新鮮でした。

　私はこれまで男の子にモテたことが一度もなかったので、どう演じたらいいのかわからなかったんですけど（笑）、今回のドラマでモテる気分を味わえてうれしかったですし、JKの恋愛を学べたというか、青春させてもらいました。梓は華やかなんですが、影の努力家で、プライドもあって、ひたむきなところにも注目してもらえたらうれしいです。

■楽曲は川谷絵音が完全プロデュース＆全編iPhoneで撮影

――川谷絵音さんと仕事した感想は？

【星名】一緒に撮影することがほとんどなかったんですよね。

【真山】主題歌の「トレンディガール」や劇中歌「あなたのダンスで騒がしい」など、楽曲のレコーディングの時にディレクションをしてくださったんですが、音楽的なおはなしのみで、それもことばでどうこうではなく、フィーリング？　私たちはとにかく何回も全力で歌うのみでした。

【中山】すごくこだわってくださって、私たちもうれしかったです。

――全編、iPhoneで撮影したと聞いて、驚きでした。

【安本】体にiPhoneを取り付けたり、手に持ったりして、お互いを撮影することもありました。

【真山】楽屋にいるような感じの雰囲気も出ているんじゃないかな。すごく画期的なアイデアだと思いました。

【星名】棚にiPhoneを置いたり、天井に貼り付けたり、iPhoneならではのアングルで撮った映像がたくさん出て来ると思います。

――DTM作曲も、iPhoneでできちゃうんですよね。エビ中としてもDTMをやってみたいと思いますか？

【メンバー全員】やってみたーい！

【小林】『神ちゅーんず』での役割分担にならって、エビ中だったら誰がどの担当なんだろうっ影中、話していました。

【真山】彩ちゃんはドラマの前からDTMに興味を持っていたから、作曲担当。

【小林】振り付けはひなちゃん。エビ中でもやっているので。

【星名】歌穂は独特のワールドを持っているので作詞が向いているんじゃないかな。ボーカルはドラマと同じ莉子に、いつものエビ中のノリで歌ってほしい。

【安本】美怜ちゃんは、プロデューサー。前に、占いで「女社長に向いている」って言われていたから。

【真山】じゃあ、消去法で私が編曲（笑）。動画編集もするね！

【星名】消去法じゃないよ、真山パソコンできるし。

【小林】私たちの中で一番いろんな音楽を聴いているから適任だと思う。

■「永遠に中学生」を貫き今年10周年

――8月4日に開校10周年を迎えますが、意気込みは？

【柏木】とてもおめでたいことなので、派手にいきたいです。ファンの皆さんと一緒に盛り上がっていきたいです。

【小林】10年、続けてこれたことは、すごいことだと思います。そのグループの一員になれたことがうれしくて。今年の目標は「いろんな人に見つけてもらう」。このドラマもエビ中を見つけてもらうきっかけになることを願っています。

【中山】アイドルとして10年、活動を続けてきたというのは本当にすごいと思います。アルバムも出すし、10周年記念のフェスもありますし、ファンの皆さんもエビ中の仲間として一緒に盛り上がってほしいです。

【星名】最初、上下1000円の衣装からはじまって、いまは数え切れないほどの衣装を着てステージに立たせてもらって、変わったこともありますが、エビ中には変わらないものがあって。エビ中が“中学生”の心になれる場所で在り続けているということは、変わらないところの一つだと思うんですね。日々、めちゃくちゃストレスたまって、疲れていても、私たちの楽曲を聴いたり、ライブに行ったりすると、心がリセットされる。これからもエビ中は、そういう場所でありたいです。

【安本】今年20歳なんですけど、人生の半分をエビ中で過ごして、エビ中に育ててもらいました。私もまだまだですけど、アイドルになりたい、がんばりたい何かがある、そんな後輩たちに勇気を与えられる存在になっていきたいと思っています。

【真山】エビ中になってもうすぐ10年、ですね。このタイミングで、メンバー全員でドラマができて本当にうれしいです。記念碑的な作品になりました。今年は3月にアルバム『MUSiC』をリリースして、ドラマ『神ちゅーんず』があって、フェスもあって、秋にもフルアルバムの発売が決定します。これからどんどん盛り上げていきます。ライブなどで、皆さんに直接、感謝の気持ちを伝えていこうと思っています。

――ありがとうございました。

【メンバー全員】以上、私たち、私立恵比寿中学でした。ありがとうございました。

■放送情報
ABCテレビ：4月7日スタート、毎週日曜　後11：35〜深0：05
テレビ朝日：4月6日スタート、毎週土曜　深2：30〜深3：00
※放送日時は変更になる場合があります。
※地上波放送後、ひかりTV・dTVチャンネルで独占先行配信
※TVer・GYAO！での見逃し配信あり