• ORICON MUSIC
  • アニメ&ゲーム
  • ホーム
  • 芸能
  • トム・ブラウンが語る「M-1後の激変」と“合体ネタ”支えた先輩のアドバイス

トム・ブラウンが語る「M-1後の激変」と“合体ネタ”支えた先輩のアドバイス

 昨年末に放送された『M-1グランプリ2018』決勝に出場し、「合体」ネタで大きなインパクトを残したお笑いコンビ「トム・ブラウン」。一気にブレイクし、今やバラエティー番組に引っ張りだことなっている2人に、M-1後の生活ぶりやこれまでの道のり、そして「合体」ネタ誕生の秘話を聞いた。

【写真】その他の写真を見る


■プライベートが公開されると、好感度が上がる布川 好感度が下がるみちお

 M-1を機に、これまでは見る側だったテレビ番組に多数出演し、街を歩けば声をかけられるようになるなど、「生活がガラッと変わった」と2人は口をそろえる。長髪に黄色いシャツのツッコミ・布川ひろきは、テレビ朝日系『ロンドンハーツ』で貧乏生活ぶりが放送され「見てくださった方が食べ物とかいろんな物を送ってくれて、歌手の中村あゆみさんは布団を送ってくれました(笑)」とうれしそうに話すが、坊主頭でガッチリした体格のボケ・みちおへの反響は、やや異なるようだ。

みちお「布川は結婚してるから家庭生活が放送されると好感度が上がるんですけど、僕の家が放送されると『気持ち悪い』って好感度が下がるんです(笑)。『有吉ジャポン』で紹介されたときは、ゲストのみちょぱ(池田美優)に『気持ち悪いを超えて怖い』って本気で言われました。街でも2人で歩いていると声をかけられるのですが、僕ひとりだと二度見して逃げられます…」

 出演してうれしかった番組を訪ねると、布川はTBSの正月特番『ドリーム東西ネタ合戦』と今月放送の『オールスター感謝祭』、みちおは日本テレビ系人気バラエティー『しゃべくり007』を挙げた。

 布川「ダウンタウンさんや志村けんさんの前でネタをやらせていただいて、しかもトリだったので興奮しました。奥さんのご両親が『人を叩くから』という理由で、漫才師のツッコミという職業が好きじゃないんです。(笑)でも、あの番組で志村さんと共演させていただいたことで、喜んでくれました。『感謝祭』で赤坂5丁目ミニマラソンに出られたのも感激でしたね。ただ、黒木瞳さんのものまねをして走ったのに、誰もツッコんでくれなかったので、まだまだだなと思いました(笑)」

みちお「斎藤工さんが“越えられない壁”として僕らを紹介してくださったのが、うれしかったです。僕は昔から映画が大好きで、斎藤さんが出演していた映画を昔から見てきたし、俳優だけでなく監督もされて尊敬していた方だったので、名前を出していただき光栄でした」

■M-1予選で敗退しても「突き詰めるしかなかった」合体ネタ 微調整を重ねてブレイク

 2人を一躍有名にした「合体」ネタ。『サザエさん』の中島くんを合体させるという発想から、みちおがいろんな人を取り入れて奇抜なキャラを生み出し、布川が「ダメ〜!」とツッコんでいく。予選からこのネタで挑戦してきたが、布川は「2回戦までは『どうかな?』と思っていたけど、3回戦ですごくウケたし、次の準々決勝では僕らがその日のオオトリだったので、周囲の期待もすごく感じました」と振り返る。奇想天外なこのネタは、どのように生まれたのか。

みちお「2016年のM-1前の単独ライブで、今までにない変わった感じのネタとしてやってみたら、他のネタと反応が違ったんです。『これは行けるぞ!』と思ったけど、その年は2回戦で落ちてしまって。自信はあったこのネタを磨いて翌17年も挑戦したけど、準々決勝で落ちてしまい『ここまでか』って心が折れそうになりました。それでも突き詰めるしかないとやり続けて、18年にやっと決勝にたどり着いたんです」

布川「16年と18年の動画を見比べてもらえたら、ネタ自体はほとんど一緒です。でも、僕がロン毛にしたり、みちおがパンツを黒から白にしたり、見た目をちょっとずつ変えることで、笑いが大きくなっていったんです。みちおの『合体!』っていうのも、以前は声だけだったのが、18年から手の動きをつけるようになったら、それで笑ってくれる人もいて。やっぱり見た目って大事なんだなって学んでいきました」

 ネタ作りは基本的に2人で話しながら作っていたが、“変な設定でわかりやすいボケ”のネタとして、みちおが「一休さんを5人集めてキング一休さんってどうかな?」と思いつき、それを膨らませていった。ベースとなったのは、人気ゲーム『ドラゴンクエスト』でモンスターのスライムが合体した巨大なキングスライムだ。

みちお「そのほかにも自分が影響を受けたものを振り返ると、悪魔同士を合体させる『女神転生』っていうゲームや、人間とハエが合体する映画『ザ・フライ』など、合体をテーマにしたものが多くて、それが頭に残ってたのかな、と」

オードリー若林、ハマカーンHi-Hi… 支えてくれた事務所先輩へ感謝

 試行錯誤を重ねてブレイクを果たした2人から、所属事務所「ケイダッシュステージ」の先輩たちのサポートへの感謝の言葉が止まらなかった。「合体」ネタが完成した直後、『THE MANZAI 2012』王者のハマカーン・浜谷健司に見せたところ、翌日に2人そろって食事に誘われ「あのネタ、めちゃくちゃ面白いから、この形でいろいろやってみたほうがいいぞ。俺、あのネタを見てうれしくて呼んじゃったよ(笑)」と絶賛され、それが大きな自信となった。さらに、布川が長髪にしたのも、オードリー・若林正恭からのアドバイスだったという。

布川「若林さんから『話半分で聞いてほしいんだけど、髪を伸ばしてみたら? 見た目が変わると、変なネタをやってるキャラに合ってくるかもよ』と言われて、すぐにウィッグを付けてネタをやったら、いつもの3倍くらいウケた気がしたんです。これが大きなきっかけになりました。若林さんは常にアドバイスをくれるというより、こっちが質問したら丁寧に答えてくださる優しい先輩ですね」

みちお「僕はHi-Hiの岩崎一則さんにも感謝しています。気合を入れてライブに挑んでも、力みすぎてネタを飛ばしちゃう時期があったんです。そんな時に『お前にうまさなんて誰も求めてないよ。みちおはみちおでいいんだから』って言っていただいて、それを聞いて少し楽になりました」

布川「ハゲ同士で励まし合ってたんだな(笑)。ほかにも原口あきまささんやはなわさん、どきどきキャンプさんなど、いろんな方がアドバイスをしてくださったことが、今につながっていると思います」

 ※インタビュー後編では、2人の出会いや布川の結婚秘話、みちおの家庭事情などに迫る。

◆トム・ブラウン:ツッコミの布川ひろきとボケのみちおにより2009年に結成。『M-1グランプリ2018』ファイナリスト。5月に東京・札幌・長崎の3大都市ツアー『がちょん八郎』を開催。東京と札幌の2日目のチケットは完売。20日深夜3時からニッポン放送『トム・ブラウンのオールナイトニッポン0』が放送。

関連写真

  • 『M-1グランプリ』以降のブレイクぶりについて語ったトム・ブラウン (C)ORICON NewS inc.
  • 『M-1グランプリ』以降のブレイクぶりについて語ったトム・ブラウン (C)ORICON NewS inc.
  • 『M-1グランプリ』以降のブレイクぶりについて語ったトム・ブラウン (C)ORICON NewS inc.
  • 『M-1グランプリ』以降のブレイクぶりについて語ったトム・ブラウン (C)ORICON NewS inc.

オリコントピックス