日本が誇るアーティストである、秋本治氏、天野喜孝氏、大河原邦男氏、高田明美氏が、マンガのネーム、アニメの絵コンテなど、さまざまな“ラフ絵”にスポットをあて、作品が生まれる瞬間に迫る展覧会『ラフ∞絵（ラフむげんえ）』が2日、東京・アーツ千代田3331で開催初日を迎えた。

【写真】その他の写真を見る

　4人の代表作を中心に、約800点以上のラフ絵と完成原画を展示。『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の作者・秋本氏は「普段、編集者にしか見せないラフを人に見せてどうなのかな…」と笑いながら「4人そろってやる機会は初めて。文化祭気分で楽しんでほしい」と笑顔でアピール。

　本展の目玉は「チェンジ・アンド・チャレンジ」と題した、4人がそれぞれほかのアーティストの代表作を描いた作品。秋本氏は「最初は面白いねと始めたけど、プレッシャーがありましたね。自分の作品は自由に描けるけど、その作品のファンもいるので、どこまでイジっていいのか。探りながら描きました」と振り返っていた。