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【コスプレビフォーアフター】元保育士が語るコスプレの意義と、地方出身レイヤーが得た“オタ活”に踏み出す勇気

 世界に誇る日本のポップカルチャーとして、多くのアニメ・漫画ファンに親しまれている「コスプレ」。普段の自分とは異なる“別人に変身できる”点がコスプレイヤーたちを魅了して止まないという。今回、元保育士の美人レイヤー・天音じゅんさんと、福井県出身の雪見きゆさんにインタビューを実施。自分が創造した“コスプレ人生”を送ることの魅力や、東京で得た“オタ活”に踏み出す勇気について聞いた。


コスプレイヤー・雪見きゆ(左)、天音じゅん(右)

コスプレイヤー・雪見きゆ(左)、天音じゅん(右)

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■レイヤーの時の自分は“別世界の人生”を歩んでいる(天音じゅん)

 天音さんにレイヤーになった経緯を聞くと、「もともと、中学生の頃にファッション雑誌のモデルになりたかったんですが、自分の外見とかスタイルに自信がなくて、モデル応募する勇気もありませんでした」と告白。しかし「写真を撮られることへの憧れはずっとありました」と、コスプレ活動に目覚める経緯を教えてくれた。

 そして『池袋ハロウィン』でコスプレデビューを果たした天音さん。「マイナーなんですけど、『クオリディア・コード』ってアニメの天河舞姫をやりました。今見ると完成度はヒドイですけど(笑)」と、当時を笑顔で振り返ってくれた。

 最近は創作系にハマっていて、自分の考えた衣装や世界観を表現できるようなコスプレをしているとのこと。コスプレも私生活の洋服も、テーマ性を持って着るようにしていて、「今日は魔法少女っぽく」だったり、「星の好きなキャラ」など、私服であってもイメージしたキャラに“変身”して毎日を楽しんでいるようだ。

 「いまでも魔法少女にはなりたいって思っているので(笑)、魔法に関わるキャラが好きですし、その夢を叶えてくれるのがコスプレの魅力」だと語る天音さんは、最近まで保育士の仕事をしていたのだそう。保育士の時は化粧ができないため、その反動なのか、コスプレの時はめいっぱいオシャレや化粧を楽しみ、変身願望を満たしているのだそう。

 「最近は異世界転生モノのアニメやラノベが人気ですけど、私にとってコスプレをしている時の自分っていうのは、まったく“別世界の人生”を歩んでいるんです。安定を求める冷静な自分とレイヤーとして有名になりたいっていうもうひとりの自分がいて、それぞれの人生を送れているから毎日が刺激的で楽しいです」

■上京して一番の変化は競い合える“仲間(ライバル)”が出来たこと(雪見きゆ)

 雪見さんの地元・福井県では、まだ「アニメ=暗いオタク」ってイメージを持つ人は多く、コスプレ趣味のことはなるべく隠していたそう。「東京だと、秋葉原や池袋みたいにサブカルをウリにした“町おこし”をやっていたり、ポップカルチャーとしての理解も進んでいますが、地方ではまだまだ浸透しきれていないと感じます」

 では、なるべく隠し通したいと思っていた雪見さんが、こうしてメディアの取材に出られるようになったのは、一体どんな心境の変化があったのだろうか。

 「有名になりたいってことではなくて、大好きなコスプレを仕事にできたらいいなって思いで活動をしています。地元の人に『メディアに出てる』って思われるのは正直恥ずかしいけど、でも好きなことだから辞めたくないって、前向きな気持ちになれたんです」

 地元ではコスプレ活動を隠していたが、コスプレ活動に前向きに取り組める理由は「東京で出会ったコスプレ仲間やライバルの存在」があったと強調する雪見さん。

 いわゆる“仮想敵”の存在が、自身が成長するうえで必要なことなのだという。

 「上京して一番の変化は、競いあえる仲間(ライバル)との出会いだと思っています。これからも、イベントに参加することでレイヤー同士の繋がりであったり、カメラマンさんとの交流を通じて、後ろ向きな自分をよりポジティブに変えられるように成長していきたいと思っています」

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