世界23ヶ国で同時に開催される、年に一度のレコードの祭典「RECORD STORE DAY」。4月13日（土）の開催を前に、イベントを盛り上げる公式アンバサダーとしてYMO、METAFIVEなどで活躍する高橋幸宏の就任が決定。また、女性や若者へレコード文化を広めることを目的に今年新設された“公式ミューズ”に、自らDJも務めるレコード好きのモデル・水原佑果が就任。この就任発表スペシャルトークショーと「RECORD STORE DAY 2019」に参加する80タイトルの発表会が、このイベントの“発信基地（アジト）”の港区青山の音楽カフェ「B.G.M.」で行われた。

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　国内随一のアナログレコードのプレス工場を持つ東洋化成が、日本での「RECORD STORE DAY」を運営。トークショーを前に、同社営業本部長・本根誠氏があいさつした。

「『RECORD STORE DAY』は2008年にアメリカ・サンフランシスコで立ち上がり、『若者にレコードショップに足を運んでもらおう』とスタートしました。以後、多くのショップ、ファンに賛同していただいただき、現在世界中で１万4000軒、日本では約300店舗が参加していただいているイベントです。当日は、（賛同アーティスト／レーベルによる参加店舗）限定盤が全世界同時リリースされます。現段階で89アイテム（若干増える可能性あり）を予定しています。世界中のレコードショップに行列ができ、レコードストアを楽しむことができます。また、限定イベントだけでなく、参加・賛同アーティストのトークイベントやライブイベント、協賛各社による飲み会やドリンクサーブなどもあり、レコードショップがユースカルチャーの情報発信の場になります。ぜひレコードショップに足を運んでいただけたら幸いです」

　これに続いて、アンバサダー・高橋幸宏と、ミューズ・水原佑果によるトークショーがスタート。以前から面識があり、高橋曰く「マブダチ（笑）」という2人は、二人の友人で音楽プロデューサーでありレコードコレクターのテイ・トウワの話や、海外のレコードショップ事情、レコードのアートワークなどについてトークを展開。話題は尽きず、大盛り上がりのままトークショーは終演を迎え、最後にレコードの素晴らしさをアピールした。

水原「レコードは、音楽の世界、歴史を吸収できるし、いろんな感情を与えてくれるものです。こういう楽しみを、もっといろんな人が感じてほしいし、若い人がしっかりサポートして、2020年、40年になってもレコードが楽しめるってなったらいいなと思います。私も何万枚も集め続けたいと思います」
高橋「ジャケットの迫力と手にした時の気持ちよさ、いいですよね。オーディオ機器も（進化して）、今は安価でそれなりに聴けるものも増えてきたので若年層にも聴いてほしいですね」

　また会場には、今年のRECORD STORE DAYの目玉アイテムである、3インチサイズのミニ・レコードと専用ターンテーブルも設置。ミニチュアサイズながら、スピーカーを内蔵するなど精巧な仕様に、来場したメディアの注目を集めた。これらはすべて、4/13当日に参加店舗で販売される。