昨年、インディーズ映画ながら数々の国際映画祭に選出された話題の映画『少女邂逅』。今回、Blu- ray&DVDでの発売を記念し、同作に魅せられた著名人たちからの熱いメッセージが届いた
本作は、いじめによって声が出なくなってしまった少女が、ある出会いによって蚕のように容姿も中身も変容する様を残酷でありながら、まばゆく描いた青春譚。昨年6月の公開以降、新宿武蔵野館で異例の9週間のロングランの他、若手映画監督やミュージシャンの登竜門となっている映画祭『MOOSIC LAB 2017』で初披露された本作だが、全7回分の上映チケットは完売し、コンペティションでも観客賞を獲得。さらに第42回香港国際映画祭や第21回上海国際映画祭にも正式出品されるなど、インディーズ映画ながら国内外を問わず、異例の注目を集めた作品だ。
本作に衝撃を受けた著名人は多く、今回は川谷絵音(アーティスト)、藍にいな(イラストレーター)、押切蓮介(漫画家)らのコメントを紹介したい。
■川谷絵音/アーティスト
僕が10代だったらこの映画を観てどんな影響を受けたのだろう。わからない。青春ってどこか危うげで、でも僕はそれをあたかも平穏なように過ごしたから、少女2人が羨ましくなりました。30歳の僕はもう逃げられないから、この映画をもう一度見てあたかも逃げた気になろうと思います。
■藍にいな/イラストレーター
この映画で描かれる少女達はあまりに脆くて、その脆さをどう守ったら良いのか分からないまま棘をまとってみたり、殻にこもってみたりして、狭い不自由な世界の中でどうにか息をしている。そんな姿は世の中じゃあ「思春期」とか一言でまとめられて、時には嘲笑までされるが、私にはそんな少女達の姿こそ輝いて見えた。脆いからこそ優しくて、脆いからこそ人を傷つけて、不器用な彼女達は上手く立ち回る方法なんて知らぬままとにかく生きていく。きっと、少女達は誰一人悪くない。ならば、誰が悪いのだろう?人は誰だって子供であったはずで、誰だって「大人に傷つけられたくない」という感情を持ったことがあるはずだ。その子供は、いつから子供を傷つける大人に変わるのだろう?この映画を見て、私自身がその「大人側」に変わりつつあったことに気付かされた。私達はいつの間に、あの鮮やかな感情を忘れてしまうんだろう。また忘れてしまいそうになった時、もう一度この映画を見たい。
■押切蓮介/漫画家
糞めんどくせえ女子高生の描写に動悸が激しくなりました。
その不器用さ、繊細さ、理不尽さにすっかりやられてしまい、なかなかへこたれております。
自分が男子で良かったと思うくらい追い詰められました。
それととにかく痛い。この映画にぶっさされた思いです。
人を幸せには出来ない映画だと思いますが、こうも心を刺されるということは何か凄い映画だったんだなと感じます。
本作は、いじめによって声が出なくなってしまった少女が、ある出会いによって蚕のように容姿も中身も変容する様を残酷でありながら、まばゆく描いた青春譚。昨年6月の公開以降、新宿武蔵野館で異例の9週間のロングランの他、若手映画監督やミュージシャンの登竜門となっている映画祭『MOOSIC LAB 2017』で初披露された本作だが、全7回分の上映チケットは完売し、コンペティションでも観客賞を獲得。さらに第42回香港国際映画祭や第21回上海国際映画祭にも正式出品されるなど、インディーズ映画ながら国内外を問わず、異例の注目を集めた作品だ。
■川谷絵音/アーティスト
僕が10代だったらこの映画を観てどんな影響を受けたのだろう。わからない。青春ってどこか危うげで、でも僕はそれをあたかも平穏なように過ごしたから、少女2人が羨ましくなりました。30歳の僕はもう逃げられないから、この映画をもう一度見てあたかも逃げた気になろうと思います。
■藍にいな/イラストレーター
この映画で描かれる少女達はあまりに脆くて、その脆さをどう守ったら良いのか分からないまま棘をまとってみたり、殻にこもってみたりして、狭い不自由な世界の中でどうにか息をしている。そんな姿は世の中じゃあ「思春期」とか一言でまとめられて、時には嘲笑までされるが、私にはそんな少女達の姿こそ輝いて見えた。脆いからこそ優しくて、脆いからこそ人を傷つけて、不器用な彼女達は上手く立ち回る方法なんて知らぬままとにかく生きていく。きっと、少女達は誰一人悪くない。ならば、誰が悪いのだろう?人は誰だって子供であったはずで、誰だって「大人に傷つけられたくない」という感情を持ったことがあるはずだ。その子供は、いつから子供を傷つける大人に変わるのだろう?この映画を見て、私自身がその「大人側」に変わりつつあったことに気付かされた。私達はいつの間に、あの鮮やかな感情を忘れてしまうんだろう。また忘れてしまいそうになった時、もう一度この映画を見たい。
■押切蓮介/漫画家
糞めんどくせえ女子高生の描写に動悸が激しくなりました。
その不器用さ、繊細さ、理不尽さにすっかりやられてしまい、なかなかへこたれております。
自分が男子で良かったと思うくらい追い詰められました。
それととにかく痛い。この映画にぶっさされた思いです。
人を幸せには出来ない映画だと思いますが、こうも心を刺されるということは何か凄い映画だったんだなと感じます。
2019/01/16