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鍋に顔つけられた男性会見 加害者の社長に「罪をつぐなってほしい」

 芸能事務所の社長から壮絶なパワハラを受けた男性A氏が22日、都内でレイ法律事務所の河西邦剛弁護士同席の中で会見を開いた。会見後には渋谷署に行き、刑事告訴するという。

鍋に顔をつけられた男性が会見 (C)ORICON NewS inc.

鍋に顔をつけられた男性が会見 (C)ORICON NewS inc.

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 21日発売の『週刊新潮』が報じた壮絶なパワハラ騒動。被害を受けたA氏はファッション誌『Popteen』の元モデルなどが所属する芸能事務所の当時23歳の社員だった。パワハラは2015年の年末に行われた渋谷区内での忘年会で発生。取引先や所属するモデルが出席する中、社長はA氏に「おもしろいことをやれ」と強要し、A氏が「できない」と言うとアルコールを飲むことを半ば強制したという。さらに社長はA氏の首をつかむと、沸騰しているしゃぶしゃぶ鍋に顔を押し込んだ。2度目は一瞬、躊躇(ちゅうちょ)したものの逆らえずに鍋の液体に接触。A氏の動きで鍋から液体がこぼれていた。

 A氏はその後、正座した状態で過ごし、1次会の終盤に社長は「顔ほんとやばいから帰ったほうがいいよ」という発言があったという。翌明け方、緊急外来に行き、応急処置を受け、顔面第2度裂傷、皮膚感染症、湿疹と診断された。昼ごろ、社長は実家を訪ねて「自分から頭から突っ込んだよな」「何日後くらいから仕事できるの? 2〜3日後にはできるでしょ?」と発言。A氏は「無理です。空気感染とかもあるので」と断り、治療のために2〜3週間、仕事を休んだという。その後、月8万円の給料が続き、17年1月ごろに退社した。辞める直前にはイベントをめぐり、8万8000円ほどの借金を理不尽に背負わされたことも明かし「社長自体は儲かっていた思う」とも証言した。最後に連絡をとったのは8月末という。

 記者会見後に渋谷署に刑事告訴をするという。告訴がこのタイミングになったのはA氏がきっかけで所属したタレント、アーティストの多くが退社したためとした。

 2人はA氏が大学生であった14年2月ごろに出会い、A氏はイベントの手伝いをしていたという。その後、8月ごろに入社。同年に取引先を呼んでの忘年会で二日酔いになり、翌日の仕事を遅刻。社長は「誠意として頭を丸めてこい」「罰金として10万円持ってこい」と言われ、丸刈りにし、10万円を支払った(退職後に返金)。そのほか15年の前後には正座させられながらパソコン業務をしたり、顔を殴られ口内を切って出血したこともあったという。3月には事務所主催のイベントのため、1週間近く家に帰れなかったこともあった。

 A氏によると会社に属していたのは社長とA氏の2人だけ。そのため、パワハラを受けたのは「全部、自分だけ」だったという。所属のタレントは15人から20人がいた。現在も「風呂上がりになるとかゆみが出る」と話し、夏の日焼けや冬の乾燥でもかゆみが出るという。「鍋を見ると思い出しますね」とフラッシュバックすることも明かした。今も左目の下には跡が残っている。社長には「今回の件を認めて、罪をつぐなってほしい」と話していた。

 動画は出席者の一部があまりのパワハラに、A氏に渡したという。A氏があおるようなシーンもあるが「その場の空気を壊さないように」とその後の社長からのパワハラを考えた結果の苦渋の決断だったことを明かした。「(鍋に)つけたくはなかった。でも、それより怖いという気持ちのが強かったですね」とA氏は絞り出すように当時の心境を語っていた。
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  • 鍋に顔をつけられた男性が会見 (C)ORICON NewS inc.
  • レイ法律事務所の河西邦剛弁護士同席の中で会見 (C)ORICON NewS inc.
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