アニメ『異世界居酒屋〜古都アイテーリアの居酒屋のぶ〜』のリアル店舗『居酒屋「のぶ」』が、東京・SamuraiHostelで16日にオープンする。それに先立ちきょう15日、プレスプレビューが行われ、アニメで登場した唐揚げやおでんなどのメニューが初公開された。

【写真】その他の写真を見る

　同作は居酒屋を舞台に、日本の食文化の豊かさを伝えるアニメ。今回のリアル店舗企画はアニメの製作委員会に初参加したぐるなびが、初となるアニメのお店をプロデュースしたもの。ヴィーガンやムスリムなど食事制限を持つ人も気軽に日本食を楽しむことができる多国籍交流店『浅草「侍」屋台』とコラボし、アニメに登場する『居酒屋「のぶ」』の世界観を感じられる店内になっている。

　アニメに登場する料理を再現したコラボメニューは、日本食に慣れていない外国人客でも楽しめるビュッフェ形式で提供。料理はベジタリアンやムスリムへ配慮したアレンジもあり、唐揚げの場合は大豆ミートを使い提供され、試食してみると歯ごたえと味も鳥の唐揚げと変わらず美味しくいただくことができた。

　この日は、原作者の蝉川夏哉氏も登場。「食べ物はその土地の文化や考え方が強く出てくるもの。（海外の方が）日本にきた場合、宗教上や考え方の関係でその土地に足を運んでも、日本の料理を食べられないことが多く発生している」と明かし「原作を元に日本の居酒屋料理の魂を残したまま、ほかの国の方が食べられるようにアレンジしてもらったことはありがたいこと」と、今回の企画に感謝。

　さらに「旅行というのは異世界に行くことであって、こちら側は訪れた方を通して異世界を提供する形になる。異世界がより多く発生することを願っています」と伝えた。

　客席は全35席（外含む）で、あす16日から30日まで期間限定で営業される。

■異世界居酒屋「のぶ」で提供されるコラボメニューの一部
おでん（大根、こんにゃく、じゃがいも、餅巾着、昆布）
唐揚げ（大豆ミート）
コロッケ（菜食コロッケ）
きゅうりの1本漬け
ポテトサラダ
ほうれん草のおひたし