小柄な身体は高さ4mのポールに体を預けたとたん、全身の筋肉が力強く躍動した――。ポールダンサー・坂井絢香。2015年、競技歴わずか3年で「ミス・ポールダンスジャパン大会」のチャンピオンにのし上がり、2018年にはアジアチャンピオンを決める「Asia Pole Champion Cup」で準優勝を果たしたポールダンス界のホープだ。現在、ポールダンスを“天職”と語る彼女だが、その裏には、人生の大半を費やしてきた夢との決別、依然続く「偏見」との戦いがあった。■12歳で決めたダンサーとしての将来、20代での挫折
2018/11/02