日本最大級のゲームイベント『東京ゲームショウ2018（TGS）』が20日、千葉・幕張メッセで開幕。午前11時過ぎにはTwitterのトレンド1位に＃TGS2018が入るなど、その注目度の高さが伺える。そんな中、話題のバーチャルYoutuberが『TGS』で“客引き”をしている!? とSNSをザワつかせている。

この記事の写真はこちら（全2枚）

　「そこのおねぇさ〜ん、てくしぃと遊んでかな〜い？」と、『TGS』のフロア内で堂々“客呼びき”をするバーチャルアイドルのてくしぃちゃん。ネットでは、「バーチャルユーチューバーらしきキャラが客引きしてるけど、これはこれからのトレンドかな」「これは新しい」といった驚きの声も。そこで、てくしぃちゃんがいた東京デザインテクノロジーセンター専門学校（TECH.C.）教務部の水野祐輔さんに、てくしいちゃんに“客引き”をさせる理由を聞いた。

　実は、このてくしぃちゃんを制作したのはTECH.C. ゲーム科の学生で、ゲームプロジェクトという東京ゲームショウ出展のためのカリキュラムの一環なのだそう。

　水野さんによると「業界全体として、ただアニメやゲームを作るだけではなく、いかに空間全体を演出するか、という仕事が増えている」のだそう。そこで、ゲームをゲームだけで終わらせないという意志のもと、プログラミング、デザイン、声優すべてを学生たちでまかない、今回のてくしぃちゃんを登場させたようだ。

　さらに、本ブースでは通常は明かされないバーチャルアイドルの舞台裏も披露。本来なら公開されることのない“中の人”を見ることができ、写真を撮っていく来場者も多いそう。

　てくしぃちゃんは『TGS』の期間中、TECH.C.のブースで12時、13時、14時、15時の4回登場する予定。