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置鮎龍太郎&諏訪部順一が語る『テニスの王子様』の功績 まもなく20周年

 「ハッピーメディアクリエイター時々漫画家」を名乗る許斐剛氏の漫画連載がはじまってから来年で20周年を迎える『テニスの王子様』『新テニスの王子様』。青春学園中等部、通称「青学(せいがく)」のテニス部長・手塚国光のキャラクターボイスを務める置鮎龍太郎と、登場キャラクターの中で屈指の人気を誇る氷帝学園中等部の跡部景吾役の諏訪部順一が語る、“テニプリの功績”とは?

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 置鮎は「ここまで長いスパンで関わる作品になるとは。いまとなっては自分の演者としての支柱の1本になっています」と、思い入れたっぷり。諏訪部も大きくうなずきながら、「キャラクターソングをはじめとするキャラクターマーチャンダイジング、メディアミックス的な各種展開など、マンガ・アニメ系コンテンツにおける新しいビジネスモデルを確立した『テニスの王子様』は、その後の多くの作品に影響を与えてきたと思います。事実、業界の中でもそういう声を聞く事がありますし。もっと評価されてもいい作品だと常々思っています」と、話した。

 たしかに、アニメ、ミュージカル、キャラクターソングにマーチャンダイジングなど、漫画の枠を超越する存在となっている“テニプリ”。つい最近も、“テニプリ”キャラクターたちに贈られるバレンタインチョコレートのお返しをする日として、8月14日の「ハッピーサマーバレンタインデー」が、日本記念日協会が制定する記念日に登録されるなど、その影響力は広域に及ぶ。

――テレビ東京系でアニメ『テニスの王子様』の放送がはじまったのは、2001年10月。置鮎さんはメインキャラクターとして第1話から出演されていました。

【置鮎】『テニスの王子様』が始まった当時も、長寿アニメはありましたけど、僕自身がかかわった作品で、ここまで長く続いた最初の作品になりました。といいますか、こんなに長く関わるとは、全く想像していませんでした(笑)。途中で作品の人気は感じていましたけど、テレビシリーズが終わって、OVAが作られて、イベントが開催されて…、10年経ったくらいからいつまで(?)、どこまで(?)と思っていたら、『新テニスの王子様』が始まって(笑)。2018年、新作OVAが劇場で上映されるという状況ですよ(笑)。

――新作OVAとは、過去『テニスの王子様』で描かれた数ある名試合の中から特に人気の高い対戦カードを再びアニメ(OVA)化する企画で、その第1弾として『テニスの王子様 BEST GAMES!! 手塚 vs 跡部』が今月24日から2週間限定でイベント上映、10月26日よりDVD&Blue-rayが発売されます。諏訪部さんが演じる跡部もはじめの頃から、ずっと人気のキャラクターですね。

【諏訪部】そんな事ないんですよ。初登場の頃はまったく人気ありませんでした。ただの感じ悪いチンピラみたいでしたらから(笑)。氷帝学園として本格登場し、この手塚との試合を経て、多くの方に気に入っていただけた感じです。奇抜さが注目されがちですが、実は『テニスの王子様』って、スポーツ青春ドラマが持つ普遍的な魅力をきちんと備えた物語なんですよね。今回リメイクされたエピソードも、全く古さを感じませんでした。

【置鮎】昨年、京都で開催されたイベントでファン投票を行って、1位になったBEST GAMEが、「手塚vs 跡部」だったんですよね。その時に、再映像化すると聞いて、ちょっとびっくりしましたが、改めて最新のアニメーション技術で、いまのテレビの画面比率(16:9)で作ったものを観たい、届けたい、という気持ちはわかる気がしました。アナログテレビのサイズ(4:3)で応援してくれていた方にも、初めて作品に触れる方にも、BESTなエピソードの一つに選んでいただいて、うれしかったです。また、新しい歴史が始まる、その一歩なのかなぁという心持ちで、アフレコに臨みました。

【諏訪部】これまでさまざまな展開をしてきた作品なので、自分はもはや大抵のことでは驚きません(笑)。原作者である許斐先生は、しょっちゅうガチの「サプライズ」をブッ込んで来ますからね。今回リメイクされたエピソードは、初期テニプリの中でも特に多くの皆さんから支持されているものです。オリジナルをリアルタイムでご覧になられていた方には改めて、初めてご覧になる方には新鮮な衝撃として、『テニスの王子様』の面白さを味わっていただけるのではないでしょうか。

【置鮎】若い頃、『テニプリ』にハマってアニメや漫画、ゲーム業界で仕事をしている女性も多いみたいですしね。

【諏訪部】お仕事などでお会いするリアルタイム世代の女性マンガ家さんたちからは、かなりの確率で「通ってきました」と言われます(笑)。気づけばもうすぐ20年ということなので、「いまは子どもと一緒に二世代で楽しんでいます」「一度離れたけれどまた戻って来ました!」、なんて方もたくさんいらっしゃいますね。

――いやもう、お二人のおっしゃるとおりだと思います。

【諏訪部】テレビシリーズ当時、ありったけの情熱を込めて演じたエピソードだったので、再び取り組む事へのプレッシャーはかなりのものがありました。けれど、映像は全て新作ですし、「再演」ではなく「初演」に挑む気持ちで収録に臨みました。声優としてのキャリアを重ねはしましたが、今一度フレッシュな気持ちで跡部景吾と向き合う機会を持てて本当に良かったです。我々の変わらぬ熱い気持ちを感じていただけるとうれしいです。

――お二人にとって、『テニスの王子様』とは?

【置鮎】いまとなっては自分の演者としての支柱の1本になっています。それもしっかりと、決して動くことのない柱を一つ持てたということは、とても尊いことだと思っています。

【諏訪部】自分にとっても、エンタテインメントという仕事に関わっていく上でとても大切な事を学ばせてくれた、精神的支柱のひとつである作品です。大きな感謝と愛情をずっと抱いています。

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  • アニメ『テニスの王子様 BEST GAMES!! 手塚 vs 跡部』(8月24日から2週間限定でイベント上映中)右上が手塚国光役の声優・置鮎龍太郎、右下が跡部景吾役の声優・諏訪部順一
  • 手塚国光
  • 跡部景吾
  • アニメ『テニスの王子様 BEST GAMES!! 手塚 vs 跡部』(8月24日から2週間限定でイベント上映中)右上が手塚国光役の声優・置鮎龍太郎、右下が跡部景吾役の声優・諏訪部順一
  • アニメ『テニスの王子様 BEST GAMES!! 手塚 vs 跡部』(8月24日から2週間限定でイベント上映中)手塚国光役の声優・置鮎龍太郎
  • アニメ『テニスの王子様 BEST GAMES!! 手塚 vs 跡部』(8月24日から2週間限定でイベント上映中)跡部景吾役の声優・諏訪部順一
  • アニメ『テニスの王子様 BEST GAMES!! 手塚 vs 跡部』(8月24日から2週間限定でイベント上映中)=越前リョーマ

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