俳優の森崎ウィンが19日、横浜美術館で開催された『国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル ＆ アジアのトークイベント』に映画祭代表で俳優の別所哲也とともに登壇した。

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　同イベントは、日本最大級のダンスフェスティバル『Dance DanceDance@ YOKOHAMA 2018』とのコラボレーションイベントとして、ダンスをテーマにしたショートフィルム4作品の上映後に2人のトークが展開された。

　気に入った作品の感想を問われた森崎は「ショートフィルムでダンスをテーマにした作品をみるのは初めてで、人の創造を掻き立てる力があってすてきですよね」と語り、別所は「映画は長さじゃない。3分でも5分でも、人間の本質に迫るようなエッセンスが感じられるところが魅力ですね」とショートフィルムの魅力を付け加えた。

　横浜についての話を司会から振られた別所は「10年間、横浜でショートフィルムの専門映画館を運営し、全国からさまざまな方がいらしてくれましたし、映画祭（SSFF＆ASIA）を通じて色んな映画監督もきてくれたことが横浜の文化貢献につながっていればうれしい」といい「いまはブリリアショートショートシアターオンラインというWEB上で無料で楽しめるサイトを運営しているので横浜で培ってきたことやショートフィルムの魅力を全国の人に知っていただきたいですね」と振り返った。

　横浜ということで「FM YOKOHAMAでラジオ番組をもってらっしゃいますよね？」と司会から振られた森崎は「無理やりテンションをあげてやってますね（笑）明日で28歳になるのですが、かなりハイテンションでやってるので、別所さんみたいにダンディな声にしたいなと思い、いままさに声のトーンをさげています」と会場の笑いを誘った。

　また、横浜の印象について聞かれると「港町なので多様性が入り混じりつつも、開放感があって…プライベートで横浜に来て朝まで飲んでみたいですね。ぜひ別所さんと一緒に飲みたいですね」と答え、別所も「隠れ家的なお店があるといいですよね。行きましょう」と約束した。

　また、今年公開された映画『レディ・プレイヤーワン』で25歳という若さでハリウッドデビューした森崎、『クライシス2050』でハリウッドデビューした別所、2人の共通点について尋ねられると、森崎は「（レディ・プレイヤーワン）生々しいけど、お金があるなと。その瞬間のベストを尽くすということに関してはいい意味で戸惑いがあった」といい、別所も「とにかくスケールがでかいよね。クライシスも宇宙船のセットはまるで本物のようでした。LAの砂漠では夜に照明をたいて昼間のシーンをとるんですよ。一番驚いたのは、こういう撮影をしたいからこういう機材をつくっちゃおう！という発想なんですよ」と、それぞれの思い出を告白。

　続けて森崎は「夢のような場所すぎて、新しいものを追いかけ続けるという撮影でした。スピルバーグ監督からはあまりダメ出しはなかったんですよ。ただ、言語もそうですし、芝居力、コミュニケーションなど…色んな意味で悔しかった部分があって、あの場所に絶対戻ってやろうと思いました」という今後の俳優人生における決意を明かした。