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小島よしお山田ルイ53世&キンタロー。『プリキュア』出演で感じた「変身」と「家族愛」

 2004年2月1日、ABCテレビ・テレビ朝日系で『ふたりはプリキュア』の放送を開始して以来、こどもたちを中心に幅広く愛され続けている「プリキュア」シリーズ。今年、15周年という節目の年を迎えスタートした『HUGっと!プリキュア』(毎週日曜 前8:30)に、第14話からはお笑い芸人のキンタロー。、15日放送の第24話から小島よしお髭男爵山田ルイ53世が出演している。人気アニメへ出演が決まった時の気持ちや収録現場を振り返ってもらった。

アニメ『HUGっと!プリキュア』に声優として出演した(左から)小島よしお、キンタロー。、髭男爵の山田ルイ53世 (C)ORICON NewS inc.

アニメ『HUGっと!プリキュア』に声優として出演した(左から)小島よしお、キンタロー。、髭男爵の山田ルイ53世 (C)ORICON NewS inc.

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■女の子の夢である『プリキュア』 娘へ自分の職業を明かすきっかけに

 金髪美人のデザイナー・吉見リタ役のキンタロー。は以前から声優業に興味があったそうで、「テープオーディションだったのですが、こういう時のために、ネットで技術を身につけていました。以前から声優のオーディションを受けたいなと思っていたんです。素人時代にナレーションオーディションなども受けたりしていて。今回、自分でちゃんとしたマイクで録音して、送った時点で満足していました(笑)それでも、『受かりました』と聞いた時は『技術が役に立ったし受かったし、やったー!! プリキュアだ!』という気持ちが巡りました」とにっこり。

 ピンク髪で紳士的な雰囲気のキャラクター・ジンジン役の小島は「自分はこども向けのライブをよくやっていて、ステージ上で将来の夢を語るコーナーがある。そこで、女の子は結構な確率で『プリキュアになりたい!』と言うんですよ。そういうのを聞いていたので、こうして参加することになりうれしいですよね。プリキュアになりたい子たちが見ているでしょうから、敵キャラですがその時は『そんなの関係ねぇ!』と言いますよ(笑)こどもたちが、僕を敵キャラとして扱うのか楽しみです」と、自身のライブに来るこどもたちの反応が気になる様子。

 娘とプリキュアシリーズを2年前から見ている山田は「この話をいただいた時はニヤリとしましたよね。娘に対して積極的に『髭男爵』という正体を明かしていないので、幼稚園のママ友とかに『モモちゃんのお父さん、髭男爵らしいよ』というのを、つまみにされて酒を飲まれたくないので(笑)でも、プリキュアに出演することになったので、これは娘に対して言えるやつだと思います。『テレビの中から、プリキュアの中からパパの声が聞こえてきたよ!』と言われたら、こんなに気持ちのいい正体の明かし方はないですね」と興奮気味。

 さらに「自身の職業はこどもへ『フレキシブルに働くサラリーマン』と伝えていますが、段々と『芸人』という確信に近づいている。この前、耳元で言われたのが『ママには内緒にしておくね。パパは、テレビの人だよね』と俺が嫁に隠していると思われちゃって」と家族エピソードを明かした。

これを聞いてキンタロー。は「周りには秘密というのは、プリキュアみたいですよね。リアルプリキュア!」とフォローすると、山田は「だから毎日、心の中でヒーロー感を味わっています。プリキュアに出演したことを最初に娘に報告して、これをきっかけに職業を明かしたいですね。本当にいいタイミングでお話をいただけました」と、プリキュア出演で家族の絆が深まることに感謝した。

■引坂理絵、田村ゆかりら豪華声優陣に囲まれる現場「NSCのネタ見せを思い出した」

 キュアエール役の引坂理絵、キュアアンジュ役の本泉莉奈、キュアエトワール役の小倉唯らと一緒に収録をしたキンタロー。は「収録スタジオは憧れの場所でした。4つのマイクの前に声優さんたちが立ち代わり動く渦の中に入りたかったのですが、一番端っこのマイクにしか行けなかった」と少し悔みつつ「でも、引坂さんの前で『キュアエール!』と変身シーンを再現して笑わせました」と楽しく過ごしたという。

 山田と小島は別々に収録したそうで、山田は「スタジオでは周りにほかのキャストの方がいましたが、初回ということもあり、僕だけで収録させてもらった。田村ゆかりさんとかすごい方もいらっしゃって、この見られている感じ。『やばい、やばい。これは声優に徹するべきなのか、芸人ならではの振る舞いを求められているのか』と考えてしまって、結局は萎縮して普通にやりました。ボケて『すみません〜、もう一度やらせてください』という尺がもったいない、怖いじゃないですか」と緊張したことを告白。

 一方、小島は「みんなで『わー!』といったガヤのシーンがあって、一回っきりの収録だったら『ピーヤ』とか言ってやろうという気持ちもあったのですが、これからも収録があるので今後のことを考えてしまった。僕の後に男爵さんの収録が控えていたので、僕がやり過ぎた状態で現場をバトンタッチするのはヤバイなと」と明かすと、山田は「助かりました。『小島、面白いことしてないだろうな』『ハードル上げてないだろうな』と思いながら現場に向かったから」と、意思疎通ができていた。

 さらに山田は「大勢の声優さんに『コ』の字に囲まれるのは初めてで、NSCのネタ見せを思い出しました。ネタをする芸人の後ろに待機して、『なんぼのもんや!』みたいな空気感の中でやる。久しぶりに緊張しましたね〜」と、養成所時代を振り返った。

■プリキュア名物“変身シーン”と芸人活動の共通点「海パンを履くと性格が変わる」

 普通の女の子がプリキュアに変身するという同アニメ。海パン姿、AKB48の衣装、貴族の姿と3人それぞれ普段とは違う姿で仕事をしているが、変身について小島は「ネタの衣装が変身しているようなもので、実は海パンを履くと勝手に性格が変わるんです。普段より開放的な性格になり、裸になってテンションのギアが3個くらい上がる。今回演じる役も自分と見た目が違うので、キャラクターに引っ張られて新しい一面を引き出してくれると思うと楽しみです」とにっこり。

 キンタロー。は「ものまねをやる際、カツラや衣装を着ても結局は『キンタロー。』感が残ってしまう。だけど、アニメだと私の容姿が出ないので、すぐには私だとは気づかれない。『えっ? キンタロー。なの?』とエンドロールを見て気付いてもらいたい」と声優業はやりがいがあると力を込める。

 役作りについて山田は「演じるキャラは召使い感があるので、相方の樋口くんの立ち振舞い、気配の殺し方、口数の少なさを参考にしていました」と本人がいないところでイジりつつ「僕らは主役より目立ってはいけないので、とても大事なことだと思います。余計なことはしてはいけない」と力説した。

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  • アニメ『HUGっと!プリキュア』に声優として出演した(左から)小島よしお、キンタロー。、髭男爵の山田ルイ53世 (C)ORICON NewS inc.
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  • アニメ『HUGっと!プリキュア』に声優として出演したキンタロー。 (C)ORICON NewS inc.
  • アニメ『HUGっと!プリキュア』に声優として出演した小島よしお(C)ORICON NewS inc.
  • 『HUGっと!プリキュア』新ビジュアル(C)ABC-A・東映アニメーション
  • 小島よしおと山田ルイ53世が演じるタクミとジンジン(C)ABC-A・東映アニメーション
  • キンタロー。が演じる吉見リタ (C)ABC-A・東映アニメーション

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