声優の高橋未奈美、佐倉綾音、木戸衣吹が9日、都内で行われた劇場アニメ『あさがおと加瀬さん。』初日舞台あいさつに落合福嗣とともに出席。佐倉は先月に行われた完成披露上映会内での“ブーケトス”のリベンジを宣言し、狙った女子高生へ『あさがおの種』を投げたが惜しくも失敗した。

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　『あさがおと加瀬さん。』は学校の緑化委員で内気な女子高校生・山田結衣と、陸上部のエースで学校の人気者・加瀬友香の青春を描いた物語。山田が植えたあさがおをきっかけに、言葉を交わしたことのなかった2人の距離が縮まっていく、“百合要素”も含まれている。

　高橋ら3人は初夏にふさわしい浴衣姿で登場。無事に公開初日を迎えて、同作を佐倉と一緒に観たという高橋は「完成した物を2人で観た時は恥ずかしかった。お互いの目を見て話せなくなった」と興奮気味。これを聞いて佐倉は「この作品を大勢で観ている（観客は）どんな気持ちなんでしょうね？　どんな気持ち!?　付き合った!?　隣の人と付き合った？」と悪乗りして笑わせた。

　木戸はデートムービーということで「きょう、恋人と一緒に来た人居ますか？」と観客に質問。しかし誰も挙手せず、佐倉は「いないって言う…」とつぶやくと、2人から「恥ずかしいからですよ！」とフォローした。

　終盤、作品の成長を願い客席へ「あさがおの種蒔き」をする一幕が。先月の中旬に開催された完成披露上映会では、似たような感じで大ヒットを祈願し客席へブーケトスを行っており、佐倉は「（ブーケトスの件が）事務所で大笑いが起きていまして。『佐倉、ネットのニュースで女子高生へ謝罪って書かれているよ』と言われまして」と告白。

　この出来事は、会場の約8割が男性の中からブーケを受け取ってほしい観客を品定めして、女子高生を見つけた佐倉が「女子高生、行くよ！」と意気込んだが、女子高生に届かず「ごめんね、全然行かなかったね」と謝ったというもの。佐倉は「（あの時）やらかした感じになっているので、きょうは謝らない！」と力強く宣言した。

　すると、佐倉が先月に品定めした女子高生がきょうの初日舞台あいさつに来ているという奇跡が起こり、3人は「えー！」と絶叫。佐倉は「女子高生リベンジしようかな！」と女子高生を『あさがおの種』を渡しやすい席に誘導すると、高橋は「『佐倉さん、女子高生移動させる』みたいな」とネットニュースの見出し風に言い会場を笑わせた。

　女子高生へ狙いを定めた佐倉だが、惜しくも手前の女性の客席へ。しかし、女子高生は高橋が投げた物を受け取っており、客席の2人で交換する姿を見た佐倉は「百合！」と興奮していた。