BSジャパンで放送中の足立梨花主演、連続ドラマJ『噂の女』（毎週土曜　後9：00）の第9話（16日放送）に、同ドラマの主題歌「極楽浄土のあなたへ」を歌うロックバンド・Wiennersの全メンバーと、ダンス＆ボーカルユニットMADKIDのラップ担当YUKIが出演することが明らかになった。ドラマの舞台・平山市のアウトレットモール建設に反対する地元住民グループとなぜか意気投合する、練習帰りのバンドマンを演じる。

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　ドラマ初出演のWiennersは「貴重な経験をさせていただきました。プロ（俳優さん）との圧倒的な違いは、自分にスポットがあたっていない時の演技だと思いました。間が難しい。同じシーンでも、空気が変わるプロの方はすごいです。ドラマの撮影現場が、こんなにも準備が大変とは思わなかったですし、すごい作業なんだと参加して初めて知りました。ぜひ主題歌ともども、Wiennersが出演したシーンのこの空気感を楽しんでください！」と、大興奮だった。

　YUKIは「演技の経験はあるのですが、俳優としてラップを演じるのは初めてなので、緊張しました。噛んじゃいけないって思いました。普段英語のラップが多いのですが、ドラマではコテコテの政治に関する内容のラップをしています。新鮮さを感じてください！」と、出演シーンをアピールしている。

　同ドラマは、高校時代は、地味で目立たない存在だった主人公・糸井美幸が、ある時を境に、魅力的な女に変貌をとげ、小さな町の中で男たちを手玉に取り、のし上がっていく。彼女が愛する男は、金持ちばかり。しかもその男たちが次々に死んでいることが次第に明らかになっていく。セクシーで賢く度胸が据わっているけれど黒い噂の絶えない、謎の女、美幸は悪女なのか、それとも…!?

　9日放送の第8話「最終章1〜クラブのママで刑事内偵の噂の女!?〜」では、平山警察署の刑事・鹿島尚之（中村俊介）が、金村土建社長・金村雄介が社員旅行先の露天風呂で溺死した際、当時愛人だった美幸が一緒にいたことを突き止める。しかし、上司の刑事・村井浩二（田山涼成）は、「これ以上捜査はするな」と掛け合わない。そのころ県議会議員・稲越誠二（大和田伸也）の秘書・星野千里（黒川智花）は稲越から無理難題を押し付けられる。

　入手困難な“チンパーマン”の限定人形を1週間以内に入手するようにとの事だった。第一秘書の深川（奥田達士）に相談するも、不可能を可能にするのが秘書の仕事と全く聞く耳を持ってくれない。そんな中、地元建設会社連合会の会合に千里が稲越の名代として出席することになり、千里はチンパーマン人形欲しさに必死に食らいつく。会合後、建設会社社長・藤堂淳史（大谷亮介）、土木建築会社社長・小向（諏訪太朗）、元県庁役人・大迫（市川勇）に連れて行かれたクラブ「美幸」で、何故か稲越が美幸といて…。そして、とある日、クラブ「美幸」に、市長・松崎健吾（石丸謙二郎）と吉本拓実（郭智博）、稲越が集結する。

　第9話「最終章2〜クラブのママで殺害容疑の噂の女!?」では、ついに美幸が、刑事・鹿島の任意同行に応じることに。しかし美幸は、「愛人だった2人と夫となった不動産会社社長の3人を殺害していない」と主張する。確たる証拠がない中、自白から犯行を立証しようとしていた鹿島だが、上司の刑事・村井に「何も起こらない町でお前は連続殺人事件だと思いたいだけだ」と叱責される。その頃、平山市の松崎市長は、談合疑惑がSNS上で再び盛がってきていることを土木課の吉本から聞かされる。「不安要素は全て潰す」と言い、吉本に「どんな連中が騒いでいるのか調べて来い」と命ずる。

　一方、県議会議員・稲越は、秘書・星野に例のチンパーマン人形を是が非でも入手するよう憤怒している。稲越はいらだちが収まらない中、クラブ「美幸」へ。愛人の美幸に甘えるなか、無防備にスマホアプリの暗証番号を教えてしまう…。