和田は昨年から折りに触れ、事務所と卒業について話してきたが、大好きなハロプロとアンジュルムの活動と、卒業して自分一人でやりたいことを考え抜いた上で出した答えが、グループ結成から丸10年となる節目での卒業だった。
ブログでは、決断に至るまでの心境を長文でつづった。「『いつまでもみんなと夢を追いかけることはできないのだろうか?』私の中でそんな思いと現実が複雑に絡み合っていました。何度も何度も繰り返し考えていました」と、卒業に思いを巡らせていたことを吐露。グループのことを第一に考えて活動するなかで、2期メンバーから「自分の好きなことをやってください」と言われたことを明かした。
そして、「私がグループから抜けたとき(オリジナルメンバーがいなくなり)本当の意味でアンジュルムになると考える自分がいました。スマイレージからアンジュルムに改名した意味作用がここで働くのだと」ともつづった。
グループを卒業しても「アイドル」として歌やダンスだけではなく、さまざまな表現を通して自分の思いを伝えていきたいという和田の決断を、スタッフ一同で後押ししていく。
アンジュルムは今月7日から5月28日の日本武道館までのコンサートツアーを行うが、和田がステージから何を語るか、注目を集める。
スマイレージは2009年に和田、小川紗季、前田憂佳、福田花音の4人で結成。10年5月に「夢見る15歳(フィフティーン)」でメジャーデビュー。同年の第52回日本レコード大賞で「最優秀新人賞」を受賞した。翌年から追加メンバーオーディションが行われ、現在は6期メンバーまでが所属する。オリジナルメンバーの小川は11年8月、前田は11年12月、福田は15年11月に卒業した。
