落語家の林家正蔵が22日、都内で行われた映画『妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII』（5月25日公開）完成披露試写会に出席。“主婦への讃歌”をテーマにした同作にちなみ、男性キャストたちが「普段家事をするか」を話し合っていると、正蔵は「うちは女性陣が強いもので、もういいなりです。そういう人生を生きています」と、姉の海老名美どり＆泰葉を連想させながら自虐した。

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　妻夫木聡は「ちょこちょこします。掃除は結構任せちゃっていますが、皿を洗ったりご飯を作ったりはたまにします」と明かし、西村まさ彦も「掃除はしますよ。簡単なものなら食事もつくりますが、奥さんは24時間スイッチがオンのままだから、大変だと思いますよ」と世の主婦たちを気遣っていた。

　同作は、山田洋次監督による「家族はつらいよ」シリーズ第3弾。今回は、両親と同居する長男の嫁が家出したことから起こる騒動を描く。

　立川志らくと共演した正蔵は、「辛口なコメントを言うけれど、目がすごくかわいい。例えるなら、ペットショップで売れ残ったプードルみたいな目。それ以来、噺家として大好きになりました。愛しています」と告白して沸かせる一幕も。

　山田監督は「最近の日本の映画は、一般的に言って出演者の平均年齢が低くなっている気がしますが、この映画は幅広い世代の役者が幅広い世代を演じている」とアピールし、「何度も同じカップル（を演じた役者）と仕事ができて、どんどんアンサンブルが生まれてくるので、監督として幸せです」と話していた。そのほか、橋爪功、吉行和子、夏川結衣、蒼井優が出席した。