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梅宮辰夫、顔面30針縫う大けがもディナー&トークショー登場「笑ってもらうしかないな」

 俳優の梅宮辰夫(80)が15日、都内のホテルで生誕80年と芸能生活60年を祝うディナー&トークショーを開催。しかし、梅宮は会場入りの際に転倒し、額を30針縫うなど大けがを負った。すぐに病院に運ばれたが、その後、処置を受けて会場に戻り、約3時間の会の主役を務め上げた。

生誕80歳と芸能生活60周年を祝うディナー&トークショーを行った梅宮辰夫

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 それは昼過ぎのことだった。ショーのリハーサルのためにホテルに到着した梅宮は車から降り玄関にさしかかった際に、足がもつれ転倒。コンクリート床に顔面を打ちつけた。やや足が弱っていることもあって、歩き方の重心が前かがみになっていたのだろう、防御しずらかったのかもしれない。

 突然の出来事に周囲は慌て。関係者も「かなり出血していたと思う」と明かした。状況を見て「一刻も早く病院に」と判断した事務所スタッフは、直ぐに車でホテル近くの病院に向かい、CT検査などを行ったという。一方、会場ではショーの対応策に苦慮していた。その時点では「最悪の場合は中止も」「とにかく検査結果と梅宮本人次第」という以外なかった。

 検査結果が出たのは開場の1時間半前。「脳には異常はないようです。骨折もしていなかった」と話があると、会場では安堵感が漂った。その後、梅宮から「ホテルに戻る。ショーは予定通りやる。せっかく、みんな来てくれるんだから、やらないわけにはいかないだろう」との話があり、ホテルの控え室に梅宮が入ってきたのは開場の45分前だった。

 眉の上、鼻、頬には固定の絆創膏を貼り、30針縫う大けがとなったが、ショーは予定通り開始。司会の山田雅人が「まるでオペラ座の怪人のようですね」と冗談をいうと、梅宮も「そうだな。でも、情けないことになっちまったよ」といい「でも、しょうがない。きょうは無様な顔をさらすことになっちまったけど、みんなに笑ってもらうしかないな」と語った。

 ステージには、川上大輔やにしきのあきら、美川憲一も駆けつけ、ヒット曲や名曲を披露するなど3時間にわたって盛り上げた。最後に梅宮は「もう、この歳になると、いつ死んでもいいと言う気持ちにもなる。欲もない。ただ、昭和の生き残りスターとしてのプライドだけは、どんなことがあっても持ち続けていきたい」と力強くメッセージをおくっていた。

 現在のところ、1週間後に抜糸する予定だが、きょう16日も再検査のために病院に行く予定だという。

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