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のん、声優としても成長 「難しい仕事は楽しい」挑戦続ける思い

 2016年の公開から1年以上経った今でも一部の映画館で上映が続いているアニメ映画『この世界の片隅に』に声優として出演した女優・のん(24)。昨年、最も印象に残る声優や作品を対象に与えられる「第11回声優アワード」で特別賞を受賞し、声優としての地位も確立。そんな彼女が、スマートフォン向けゲームKONAMI『クイズマジックアカデミー ロストファンタリウム』の識神メティス役として、キャリア初となるゲーム声優に挑戦した。女優として活躍した彼女に、ゲームの思い出や声優業の難しさについて聞いてみた。

声優として成長したのん (C)ORICON NewS inc.

声優として成長したのん (C)ORICON NewS inc.

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■独特なゲームの楽しみ方 「ゲームでも勉強」

 絵を描いたり、去年は歌手デビューするなど多趣味多彩な彼女。スマートフォン向けのゲームは仕事の移動中にやり、今回のクイズゲームをプレイして「知らないことを知れて、頭の中にたくさん知識が増えました。クイズでわからなかった、気になったところは、辞書やネットで調べたりしています」と勉強熱心。

 テレビゲームの思い出も質問すると「小さいころは友達と、スーパーファミコンの『ボンバーマン』をやっていました。一人プレイもしていましたね」と即答。ボンバーマンは、キャラを動かしながら爆弾を設置して、相手を倒すゲームだが「爆弾がポコッて出て来るところが、おかしくて楽しかったです。ポコポコポコって出て来るところが、かわいくて好きでした」と、独特な楽しみ方を笑顔で語った。

■ゲーム声優初挑戦は「今までの仕事の中で一番難しかった」

 数々の映画賞を受賞したアニメ映画『この世界の片隅に』で主人公・北條すず役で出演し、声優としての演技力も評価されているが、ゲーム声優は難しかったそうで「アニメよりゲームの方が難しかっです。ゲームの場合は、絵の動き方がアニメと違って静止している場面が多いので。静止した1枚の絵に、声だけで誇張したり、何通りも特徴を出して声を演じ分けるのは『どうやればいいのだろう』と悩み大変でした。これまで演じてきた感覚でやると、キャラが薄くなるなと」と明かし「すずちゃんとは違って現実に居ない、一から作られたキャラ。これまでは自然体に演じることが多かったので、声の抑揚や強弱を強くしないと、ゲームをプレイする人には伝わらないと思いました」と苦労した様子。

 しかし、得る物もあり「収録中、演出の方から『言葉を意識してほしい。そうするとキャラの魅力が出るから』とアドバイスをもらいました。これまでは、自然体な感じの表情や動きを意識していましたが、それを声だけでやる演技の仕方は、あまりやっていなかったので勉強になりました。難しい仕事は楽しいです」とにっこり。女優と声優の違いも語り「自分の間でやるものじゃないところが一番ですね。ドラマなどは役者と役者の間。今回のアニメやゲームなどは、絵に合わせなくてはいけなくて、さらに、キャラをより強く表現しなくてはいけない。なので、今までやってきた仕事の中で一番難しかった。もう一度やりたい。次はもう少しうまくやれると思います」と力を込める。

 また一つ成長した彼女だが、今後の声優業について「自分だったら、こう表現するっていう余白がある、すてきな作品や役に巡り会えたら何でも挑戦したいです。それは声優や女優、どの仕事でもそうです。自分がやってみて、面白いかどうかで決めています」と言い、漫画・アニメ・ゲームを原作にした映画やドラマの出演には「抵抗はないので、すてきなお話があればやりたい」と、輝かしい結果を残した今でも、チャレンジャー精神を忘れない姿を見せていた。

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