小学館は2日、2009年に亡くなった小説家・栗本薫さんの人気作「ぼくらシリーズ」で未発表だった第2作『ぼくらの事情』の自筆原稿が発見されたことを発表した。現在配信中の『栗本薫・中島梓 傑作電子全集』の第3巻【ぼくらの時代】に収録し、9日より配信される。
「ぼくらシリーズ」は第24回江戸川乱歩賞を当時最年少で受賞した『ぼくらの時代』をはじめとする、作者と同名の探偵の活躍を描く人気シリーズ。第2作について栗本さんは、受賞直後の座談会で「私自身の大学の話というが、ずいぶん入ります」と語っていた。しかし、実際に発表された第2作『ぼくらの気持』は、主人公が大学を卒業した後の物語だった。
今回発見された『ぼくらの事情』は未完成だが、主人公らが大学入学直後の物語であり、学生運動の中で起きた一般学生の殺害事件、活動家が立てこもる学生会館内で発生した内ゲバ殺人などが描かれており、これこそがその“幻の第2作”だった。
「ぼくらシリーズ」は第24回江戸川乱歩賞を当時最年少で受賞した『ぼくらの時代』をはじめとする、作者と同名の探偵の活躍を描く人気シリーズ。第2作について栗本さんは、受賞直後の座談会で「私自身の大学の話というが、ずいぶん入ります」と語っていた。しかし、実際に発表された第2作『ぼくらの気持』は、主人公が大学を卒業した後の物語だった。
今回発見された『ぼくらの事情』は未完成だが、主人公らが大学入学直後の物語であり、学生運動の中で起きた一般学生の殺害事件、活動家が立てこもる学生会館内で発生した内ゲバ殺人などが描かれており、これこそがその“幻の第2作”だった。
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2018/02/02