女優の大竹しのぶ(60)が『第52回紀伊國屋演劇賞』の個人賞を受賞し30日、東京・新宿の紀伊國屋ホールで行われた贈呈式に出席。受賞の喜びと舞台への熱い思いを語った。
大竹は『フェードル』『欲望という名の電車』の演技に対して受賞。初舞台を踏んだ二十歳で芝居の楽しさを知ったと振り返り、「それから40年経って、全くその気持が変わらない自分がいます。もちろん、全然面白くないんだろうなって思う舞台も、3回か4回くらいありました」とぶっちゃけて笑わせた。
『フェードル』では、「私たち役者の体を通して天と地を結ぶことができるんだと知りました。演技することは、喜び以外の何者でもない。悲惨な状況であっても私の体の中には血がたぎって生きていることを実感して、楽しくてたまらない。お芝居することが私の中では生きていることを実感する場所でした」と思いを吐露。『欲望という名の電車』では「けいこ場が大好きで、“芝居オタク”というあだ名をつけられちゃった」と笑い、「命をかけるとまでは言えないけれど、“命を吹き込む”ということを私たちはやっていると誇りをもって、これからも一生懸命芝居をやっていきたい」と誓った。
舞台『管理人』で同じく個人賞を受賞した温水洋一(53)は、「これからも舞台はやりたいけれど、なかなかそういうチャンスに恵まれない。できれば年に1回くらいやりたいけれど、今年以降の舞台の話はないです」と苦笑。客席に向けて「ぜひ、空いておりますので、本当にやりたいので」と呼びかけ、団体賞を受賞した劇団・イキウメにも向けても「どうですか?」とアピールしていた。
同賞は1966年に創立され、毎年東京で上演された演劇公演を対象に選出。個人賞にはそのほか佐川和正、森尾舞、乗峯雅寛が選出された。
大竹は『フェードル』『欲望という名の電車』の演技に対して受賞。初舞台を踏んだ二十歳で芝居の楽しさを知ったと振り返り、「それから40年経って、全くその気持が変わらない自分がいます。もちろん、全然面白くないんだろうなって思う舞台も、3回か4回くらいありました」とぶっちゃけて笑わせた。
『フェードル』では、「私たち役者の体を通して天と地を結ぶことができるんだと知りました。演技することは、喜び以外の何者でもない。悲惨な状況であっても私の体の中には血がたぎって生きていることを実感して、楽しくてたまらない。お芝居することが私の中では生きていることを実感する場所でした」と思いを吐露。『欲望という名の電車』では「けいこ場が大好きで、“芝居オタク”というあだ名をつけられちゃった」と笑い、「命をかけるとまでは言えないけれど、“命を吹き込む”ということを私たちはやっていると誇りをもって、これからも一生懸命芝居をやっていきたい」と誓った。
舞台『管理人』で同じく個人賞を受賞した温水洋一(53)は、「これからも舞台はやりたいけれど、なかなかそういうチャンスに恵まれない。できれば年に1回くらいやりたいけれど、今年以降の舞台の話はないです」と苦笑。客席に向けて「ぜひ、空いておりますので、本当にやりたいので」と呼びかけ、団体賞を受賞した劇団・イキウメにも向けても「どうですか?」とアピールしていた。
同賞は1966年に創立され、毎年東京で上演された演劇公演を対象に選出。個人賞にはそのほか佐川和正、森尾舞、乗峯雅寛が選出された。
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2018/01/30