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バラエティー史に名を刻んだ『みなおか』の歴史 人気企画連発に紅白出場、重症事故も

 とんねるずがメインMCを務めるフジテレビ系バラエティー『とんねるずのみなさんのおかげでした』が、来年3月に終了することが7日放送回で発表された。1988年10月にレギュラー放送がスタートし、同局の看板となっていたとんねるずの冠番組は、30年目の春に歴史に幕を下ろすことになる。

 終了に際し、同局は「とんねるずのお二人には長年全速力で走り抜け、弊社に多大なる貢献をして頂いたことに大変感謝しております。番組終了まで変わらず『とんねるずのみなさんのおかげでした』らしい番組制作に努めて参ります」とコメントした。

 86年11月から88年3月まで特別番組として4回放送された『とんねるずのみなさんのおかげです』が、88年10月13日から毎週木曜9時枠でレギュラー放送がスタート。以降、『ラスタとんねるず’94』『とんねるずの本汁でしょう!!』を経て、97年6月26日からは現在のタイトルになり、放送1300回を超える長寿番組として親しまれてきた。

 『おかげです』時代には、小泉今日子、宮沢りえ、観月ありさ、松嶋菜々子、チェッカーズら当時人気絶頂の女優やアイドルが、体を張って笑いを取りに行く新しいスタイルのバラエティーとして一世を風靡(ふうび)。石橋貴明扮する“田村マサカズ“(田村正和が演じるドラマの主人公のパロディー)や木梨憲武扮する”仮面ノリダー“など人気キャラクターが多数誕生した。

 また、91年10月に放送された木梨が急死したという前代未聞のドッキリ企画「緊急放送!盲腸で倒れる木梨憲武さんを偲んで…」は、追悼番組風のリアルな内容で、多くの視聴者を驚かせ、物議をよんだ。

 『おかげでした』になると、「食わず嫌い王決定戦」や「博士と助手〜細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」「男気ジャンケン」「全落・水落シリーズ」など人気企画が次々と誕生。「食わず嫌い王」では矢沢永吉、タモリ、松田聖子、デビッド・ベッカム(サッカー)、マリア・シャラポア(テニス)ら国内外の大物ゲストが登場してきた。

 さらに、98年にはとんねるずと番組スタッフでダンス&ボーカルユニット「野猿」を結成。99年から2年連続で『NHK紅白歌合戦』にも出場するほどの人気を誇った。2008年にはDJ OZMAと結成した「矢島美容室」も話題となり、主演映画も制作された。

 人気企画を生み出す一方、さまざまなトラブルも多かった。2003年には歌手・葛城ユキが大砲の弾のようにダイビングする企画で落下した際、全身を強く打ち胸椎脱臼の重症に。12年2月にはお笑いコンビ・ずんのやすがスキー場をゴムボートで走行中、スピードが出すぎて停止点で止まることができず、トタンに衝突して腰を強打し腰の骨を折る重症を負った。今年6月には、ロケ先のシンガポールでお笑いコンビ・おぎやはぎの小木博明が転倒して右鎖骨を骨折した。

 また、今年9月に放送された30周年記念特番で、石橋が演じたキャラクター「保毛尾田保毛男(ほもおだ・ほもお)」が男性同性愛者から批判を受け、後日公式サイトで「性的少数者の方々をはじめ沢山の視聴者の皆様がご不快になったことに関して、深くお詫び致します」と謝罪文を掲載した。

 そんなトラブルを抱えながらも、フジテレビのみならず、日本のテレビの歴史に大きなインパクトを与え続けてきた『とんねるずのみなさんのおかげでした』。終了までの約4ヶ月、最後に向けてどんな「男気」を見せるのか。



関連写真

  • 『とんねるずのみなさんのおかげでした』来年3月に終了決定 (C)ORICON NewS inc.
  • フジテレビ系『とんねるずのみなさんのおかげでした』のロゴ(C)フジテレビ

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