俳優の間宮祥太朗が、テレビ朝日系ドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』（毎週木曜　後9：00）の第5話（9日放送）にメインゲストとして出演する。間宮が演じるのは、連勝記録を伸ばし続ける22歳の天才プロ棋士・五反田五郎五段。時事ネタ、流行ものを絶妙に取り入れるのも同ドラマの特徴だが、ひふみん、藤井四段、羽生善治棋聖など、話題豊富な将棋界と、“人間 VS 人工知能（AI）のせめぎ合い”という、現代社会を投影したエピソードが描かれる。

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　62年10ヶ月にわたる現役生活に終止符を打った加藤一二三（ひふみ）九段は引退後、バラエティー番組にも引っ張りだこ。中学生のプロ棋士・藤井聡太四段は前人未到の29連勝を達成して大ブームを巻き起こした。現在開催中の竜王戦では、羽生善治棋聖が史上初の「永世七冠」を達成するかどうか、熱い注目を集めている。

　そんな中、『ドクターX』第5話では、将棋ロボットとの対局中にけいれんを起こした五反田五段が、東帝大学病院に入院する。天才フリーランス外科医・大門未知子（米倉涼子）ですら病名を特定できない状態だったが、最先端の人工知能診断システムが診断結果をはじき出す、という展開。さらに、未知子と五反田、“天才”と呼ばれる者同士の交流、生身の人間同士のドラマも描かれる。

　間宮は「病院の屋上で大門先生と向き合うシーンは、特に肝となる場面なので、気を引き締めて挑みました。今まであまり見たことのないような瞬間を切り取ったシーンになっていたらいいな、と思います」。米倉も「将棋という今流行りの題材を扱っていますし、『ドクターX』の定番ともいえる時事ネタを楽しみにしてくださっている方にも、おっ！と思っていただけると思います」と、自信をのぞかせた。　

　今回、天才プロ棋士を演じた間宮は「小さい頃に、父と一緒に将棋をしたことがある」経験者ではあったが、「プロ棋士とは全然、次元が違いますからね（笑）。今回は駒の持ち方から所作まで、いろいろ教えていただきながら」撮影に臨んだ。役づくりでは「特定の棋士をイメージして演じるのではなく、敢えてオリジナルの棋士像を目指しました」と明かす。そんな間宮の将棋の腕前を目の当たりにした米倉は「スゴい！　最初に撮影したシーンで、とても上手に打っていたので、ビックリしました！」と絶賛。堂に入った間宮の天才棋士ぶりに注目だ。

　ちなみ、米倉と間宮は今回が初共演。実は、間宮は昔スタジオで米倉を見かけたことがあるそうで、「そのとき『あぁ、芸能界というところは、こんなにキレイな人がいるんだなぁ！』と思った」のだとか。そんな米倉の美しさを、今回の共演で再確認し、「本当にキレイでした！　気さくにいろいろ話しもしてくださって、ありがたかったです」と、顔をほころばせていた。