第48回衆議院選挙が10日に公示され、12日間の選挙戦が始まった。テレビ各局でも選挙特番をめぐる戦いがスタート。テレビ東京では、投開票が行われる10月22日、午後7時50分から、ジャーナリスト・池上彰氏をメインキャスターに選挙特番『池上彰の総選挙ライブ』を生放送する。

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　池上氏とタッグを組んだ同局の選挙特番は、池上氏の政治家への中継インタビューでの無双ぶりや候補者の面白プロフィールなどで話題を呼び、菊池寛賞、ギャラクシー賞優秀賞などを受賞。また、2013年7月の参院選特番、14年12月の総選挙特番、16年7月の参院選特番などで立て続けに番組視聴率で選挙特番民放1位（ビデオリサーチ調べ、関東地区）を獲得するなど、注目を集めている。

　今回も「選挙にまつわる様々なナゾに、池上彰さんが迫ります。池上さんと新たなオリジナル企画も制作中。これまで以上に家族みんなで楽しめる番組を目指します」（テレビ東京報道局小林洋達プロデューサー）と、独自路線を公約。池上氏も「“突然”の多い選挙。選挙特番新アイデアは企業秘密」と、準備万端。番組は、テレビ東京系列を中心に、BSジャパンでも同時放送。「テレビ東京ビジネスオンデマンド」会員向けにも同時配信される。

　なお、同局では池上氏が出演する特番を今月だけで4本放送。16日の『未来世紀ジパング』（後8：00）は「池上彰の世界激変3時間スペシャル」として、選挙を前に知っておきたい最新の世界情勢、世界を分断する“新たな壁”について解説し、日本の未来を探る。22日は、上記のとおり『池上彰の総選挙ライブ』、29日は『日曜夕方の池上ワールド』（後4：00）、同日『今、地方を知れば日本がわかる！池上彰のご当地ウラ事情』（後7：54）が予定されている。

■池上彰氏のコメント

　『総選挙ライブ』については、突然の解散総選挙に対して、突然の野党再編劇。「突然」というのが非常に多い。そして新しい政党が出てきたことや、地方自治体の長が国政政党のトップをつとめることが是か非かなども含めて、今回は実にさまざまな論点があると思います。今回の選挙はどういう構図で、何が問われていたのかを改めて総括できるような番組にしたい。投票に行った後、この番組をご覧いただいて「そういことだったのか」と改めて面白く見てもらうことができるんじゃないか、と思っています。最近ではこの番組が開発した手法がいろんな所で“参考にされている”ので、さらにそれを超えるものを作らなければいけないなとスタッフ一同でアイデアを出し合って考えました。まだ企業秘密ですが、「これまで見た事がない！」と思っていただけると思います。乞うご期待です。

■池上彰×テレビ東京の過去の国政選挙特番のヒストリー
※視聴率はすべて世帯視聴率。ビデオリサーチ調べ、関東地区

【2010年7月11日　参議院選挙】
後7：54〜10：24　＝8.7％
（内訳）後7：54〜9：00＝8.0％　後9：00〜10：24＝9.3％

【2012年12月16日　衆議院選挙】
後7：54〜深0：24＝7.9％
（内訳）後7：54〜10：00＝8.6％　後10：00〜深0：24＝7.4％
※「選挙開票速報を見事な知的エンタテインメント番組に仕上げた」としてギャラクシー賞優秀賞、放送人グランプリ奨励賞などを受賞

【2013年7月21日参議院選挙】
後7：50〜11：54＝9.7％（同時間帯選挙特番民放1位）
（内訳）
後7：50〜9：00＝10.2％（同時間帯民放1位）
後9：00〜10：30＝10.3％
後10：30〜11：54＝8.7％

【2014年12月14日　衆議院選挙】
後7：50〜11：54＝10.1％（同時間帯選挙特番民放1位）
（内訳）
後7：50〜10：00＝11.6％（同時間帯民放1位）
後10：00〜11：54＝8.5％（同時間帯民放1位）

【2016年7月10日　参議院選挙】
後7：50〜11：48＝10.7％（同時間帯民放1位、1989年以降の同局の選挙特番で最高）
（内訳）
後8：00〜10：00＝11.6％、瞬間最高14.6％
※「池上彰とテレビ東京選挙特番チーム」が菊池寛賞を受賞