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三浦大知、20周年記念日にフリーライブ 土砂降りも2000人が集合

 歌手の三浦大知(29)が1日、東京・代々木公園野外ステージでデビュー20周年記念と新曲「U」のリリース記念を兼ねたフリーライブ『DAICHI MIURA FREE LIVE“U”』を開催した。ステージ前に囲み取材に応じた三浦は「いろんな人に支えられながらの20年だった」と感謝を語った。

フリーライブを開催した三浦大知

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 三浦は1997年8月1日にFolderとしてデビュー。この日は20周年の記念日となる。20年前を振り返った三浦は「ほぼ覚えていない。9歳なので」と苦笑い。それでも「続けてこられたということが本当にありがたいこと。続けるのは自分一人ではできない。いろんな人に恵まれて、いろんな人に支えられながらの20年だった」と感謝を語った。

 20年での成長を問われると「身長じゃないですか」と笑いつつ「自分で制作をやるようになった。そういうクリエイティブな部分は成長しているところ。あとは、昔よりもっと音楽が好き」としみじみ語った。24日に誕生日を迎え、30代に突入する。「飛び級が似合わないタイプだと思う。一日、一日、ちょっとずつ三浦大知チームとしてアップデートをしていけたら」と更なる成長を誓っていた。

 また、この20年の中で最大の転機について問われると「変声期」と解答。無理をすれば喉を潰してしまう恐れがあったため、2000年の中学入学時から約5年、活動を休止した。「歌が歌えない時期でも、これから先もどこかで歌って踊るだろうなって変な自信があった。その間に、こんなレッスンを受けとこうとか、そういう風になれたのはよかった。その瞬間は人生で大きかった」と今の三浦を形成するうえで大きな糧となったことを振り返った。2年ほどで変声期を終えたが「歌う筋肉が固まっていて、全然歌えなかった。歌を歌えるように治していく作業に2年かかった」と苦難の日々も明かした。

 一方で変声期前のFolder時代の自分はライバルという。「自分の子どものころの声がCDになって残っているのはFolderがあったからこそ。いい意味で、ちょっとしたライバル。同じ人間なんですけど別のアーティスト。昔の自分に負けないように、しっかり音楽を楽しみながら歌って踊らないとなと思っています」と力を込めていた。

 この日の会場はNHKホールが隣接。年末の紅白歌合戦について水を向けられると「歌を歌っている身なので、いつでも呼んでいただけたら、ぜひ」とにっこり。併せて目標に掲げているグラミー賞については「日本の楽曲が向こうのラジオをひねったら流れてくるのがいい。そういう風になったときには、きっとグラミー賞を獲っているだろうなと思っている」と意欲を燃やしていた。

 フリーライブはあいにくの土砂降りで雨模様。それでも2000人が集まり、三浦は「本当にごめんなさい。足元どころか全身が悪い中、集まっていただきありがとうございます」と感謝した。ライブでは自身初のオリコンシングルチャート1位を記録した「EXCITE」や新曲「U」など9曲を歌唱。2日発売の「U」は20代最後のシングルとなる。「いい日も悪い日もある。今は雨が止んだらいいなって思ってますけど、終わった後はいい思い出の雨になっているかもしれない。そういう日を重ねながら人は生きていると思う。いいところ、悪いところも認めながら日々、アップデートしていこうみたいな曲」。21年目に向けて大きな意味を持つ曲になりそうだ。

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