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【ディズニー連載3】ディズニークリエイターにとっての“レガシー”

 “世界一の収蔵数を誇るアニメーションアートのアーカイブ”を有する米ディズニー社のアニメーション・リサーチ・ライブラリー(ARL)。脚本家のジャレッド・ブッシュ氏と手描きアニメーターのエリック・ゴールドバーグ氏が、日々の仕事のなかでのARL利用と、過去の資料を活用することの意義を語ってくれた。

◆過去のビジュアルのリサーチから学ぶことがある/
脚本家ジャレッド・ブッシュ氏

 脚本を書いていて「これは過去の作品に登場しているシーンに似ている」と思ったとき、GEMSで検索したり、ARLに行ってそれがどんなシーンだったかを探すことがあります。たとえば戦いのシーンだとしたら、過去の作品のなかではどんな戦いにおいてどういう描き方をしていたのかをリサーチすることはとても重要です。

 僕は脚本家だけど、文字を読むより、画を見て刺激を受けるタイプ。視覚的なインパクトがクリエイティブの刺激を与えてくれるから。このタイプの映画(『モアナと伝説の海』『ズートピア』)の制作の詳細というのは、脚本には書かれていないビジュアル的なもののなかに散りばめられている。制作に携わった800人ものクリエイターが何らかの形で自分なりの意見を出して作品に貢献していて、それは文字で書かれたものではなく、ビジュアルを見て、観察して感じとれるもの。

 だから僕はディズニー・ファミリーと呼ばれるクリエイターたちの過去の作品をGEMSで調べたり、ARLで実際に見て、詳細を理解しているんだ。

◆世界でも稀に見る貴重な資料はディズニーの心臓/
手描きアニメーター エリック・ゴールドバーグ氏

 ARLは常に使っています。ここで仕事をするすべてのクリエイターにとって、ディズニーの手描きのアニメーションアートの遺産は誇りであり、大切に思っています。

 GEMSでは、鉛筆書きのイラストをコンピューターアニメのように見られるんです。過去のペンシル・アニメーションを研究することもよくあります。世界でも稀に見る貴重な資料を保管するARLは、ディズニーの心臓であり、命綱ですよ。『モアナ』では、『ヘラクレス』の冒頭のグラフィックをデザイン面での参考にしました。

◆特集ディズニーのデータベース構築を現地取材 「受け継がれるDNA」と「支えるシステム」
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提供元:CONFIDENCE

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