『X-メン』(2000年)で自身の代名詞とも言えるキャラクター、ウルヴァリン/ローガンに出会い、それ以降17年もの間演じてきたヒュー・ジャックマン(48)。最新作『LOGAN/ローガン』(公開中)でついに同役を“卒業”することを選んだジャックマンに、キャラクターとの別れを選ぶまで、きっと葛藤があったのだろうと聞いてみると、さわやかな笑顔で「ノー」と返ってきた。 ウルヴァリンといえば、驚異的な治癒能力と高度な戦闘能力、全てを切り裂く超金属の爪を武器に持つ危険な男…のはずだが、ミュータントがほぼ死滅した近未来を舞台にした同作で描かれるのは、今までとは全く違う姿。老いて治癒能力が失われつつあるウルヴァリンは、ローガンと名乗ってリムジンの運転手で生計を立てていた。ミュータントの最後の希望である少女ローラを守ることになるが、劇中では“老い”や“孤独”を感じさせるシーンが登場し、キャラクターの内面が深く描かれている。
2017/06/04