NHK総合で昨年10月から11回レギュラー放送された『超入門!落語 THE MOVIE』がスペシャルで復活。5月2日(後10:00〜10:25)に放送される。
落語は、ひとりの噺家が、ことばだけで、多彩な登場人物や情景を演じ分け、笑いや人情の機微を伝える伝統的な話芸の一つ。観客は想像力をフルに使って楽しむ「脳内エンターテインメント」ともいえる。しかし、それゆえに、初心者にとってはハードルが高いと思われがち。番組は、この落語を新たなエンターテインメントとしてあえて映像化。人気の噺家の音声の上に、俳優がアテブリで演技する映像をかぶせ、リアルな「見る落語」とした。
落語の主な舞台となる江戸時代の風俗や習慣になじみが薄い、若い視聴者にはもちろん、落語好きからも好評だったという。レギュラー放送では、「滑稽噺」と呼ばれる落語を中心に取り上げたが、今回は、五月のこどもの日、家族で過ごす機会の多い大型連休の特集番組として、親子の情愛を描いた演目「藪入り(やぶいり)」を映像化。レギュラー放送時は、1回25分の放送時間内に2つの演目が紹介されたが、今回は25分1本勝負。これまでの回とはひと味違った、おかしくてほろりとするような感動作となっている。
「藪入り」の舞台は明治時代。当時は多くの子どもたちが、「年季奉公(ねんきぼうこう)」に出ていた。10歳になるやならずで、商家に住み込みで働き、里心が付くからと初めの3年は実家に帰れなかったそう。奉公先から、休みをもらって実家に帰る「藪入り」は、帰る方も、迎える方も本当に待ち遠しくてうれしいことだった。
奉公先から息子の亀吉が3年ぶりに帰ってくるというので、父・熊五郎はうれしさのあまり、ソワソワして一晩中眠れない。息子が帰ってきたら、あーしよう、こーしようとあれこれ言い出し、奥さんを困らせる始末。翌朝やっと、待ちこがれた息子の亀吉が帰ってくると、すっかり立派になっており、両親は感動することしきり。ところが、その財布をのぞき見ると中には思いがけない大金が。盗みを働いたに違いないと早合点した熊五郎は…。落語を担当するのは春風亭一之輔 。映像出演は、熊五郎役にピエール瀧、その妻役に鈴木保奈美、亀吉役に鈴木福。
落語は、ひとりの噺家が、ことばだけで、多彩な登場人物や情景を演じ分け、笑いや人情の機微を伝える伝統的な話芸の一つ。観客は想像力をフルに使って楽しむ「脳内エンターテインメント」ともいえる。しかし、それゆえに、初心者にとってはハードルが高いと思われがち。番組は、この落語を新たなエンターテインメントとしてあえて映像化。人気の噺家の音声の上に、俳優がアテブリで演技する映像をかぶせ、リアルな「見る落語」とした。
落語の主な舞台となる江戸時代の風俗や習慣になじみが薄い、若い視聴者にはもちろん、落語好きからも好評だったという。レギュラー放送では、「滑稽噺」と呼ばれる落語を中心に取り上げたが、今回は、五月のこどもの日、家族で過ごす機会の多い大型連休の特集番組として、親子の情愛を描いた演目「藪入り(やぶいり)」を映像化。レギュラー放送時は、1回25分の放送時間内に2つの演目が紹介されたが、今回は25分1本勝負。これまでの回とはひと味違った、おかしくてほろりとするような感動作となっている。
「藪入り」の舞台は明治時代。当時は多くの子どもたちが、「年季奉公(ねんきぼうこう)」に出ていた。10歳になるやならずで、商家に住み込みで働き、里心が付くからと初めの3年は実家に帰れなかったそう。奉公先から、休みをもらって実家に帰る「藪入り」は、帰る方も、迎える方も本当に待ち遠しくてうれしいことだった。
奉公先から息子の亀吉が3年ぶりに帰ってくるというので、父・熊五郎はうれしさのあまり、ソワソワして一晩中眠れない。息子が帰ってきたら、あーしよう、こーしようとあれこれ言い出し、奥さんを困らせる始末。翌朝やっと、待ちこがれた息子の亀吉が帰ってくると、すっかり立派になっており、両親は感動することしきり。ところが、その財布をのぞき見ると中には思いがけない大金が。盗みを働いたに違いないと早合点した熊五郎は…。落語を担当するのは春風亭一之輔 。映像出演は、熊五郎役にピエール瀧、その妻役に鈴木保奈美、亀吉役に鈴木福。
コメントする・見る
2017/04/17