「スター・ウォーズ」ファンの祭典、『スター・ウォーズ・セレブレーション』が米フロリダで現地時間13日に開幕し、初日の午前11時からシリーズ40周年を記念するイベントが行われた。生みの親ジョージ・ルーカス、ハン・ソロを演じたハリソン・フォード、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミル、アナキン・スカイウォーカー役のヘイデン・クリステンセンほかが登壇。さながら「スター・ウォーズ」同窓会のようで、会場は大きな熱気と興奮に包まれた。
会場に集まった3500人のファンが待ちわびる中、今もなお世界中の人々を熱狂させる「スター・ウォーズ」シリーズを生み出したジョージ・ルーカスが登場すると、会場からは盛大な「ルーカス・コール」が沸き起こった。
ルーカスは「『アメリカン・グラフィティ』のあと職を失い、もう次はないと思ったんだ。だけど20世紀フォックスのアラン・ラッドJr.がアイデアを通してくれた」と思いを馳せた。
40周年を祝うため、クワイ・ガン役のリーアム・ニーソンとメイス・ウィドウ役のサミュエル・L・ジャクソンから寄せられた動画が紹介され、リーアムは「いまカナダのロッキー山脈にいて、ジャー・ジャー・ビンクスがダークサイドに堕ちたという映画を撮っているんだ。フォースとともにあらんことを!」とジョークで会場を笑わせた。
続いて、ヘイデン・クリステンセンが登場。「ライトセーバーで戦えるなんて、子どもの頃からの夢がかなってうれしかった。ライトセーバーは音が鳴るものだと思っていたから、振るたびに口が動いていたらしく、イアン(・マクダーミド、パルパティーン皇帝役)に『効果音は後で入れるから口で言わなくてもいいんだよ』って指摘されたこともあった」 と、当時のお茶目なエピソードを語っていた。
全作品に出演する C-3PO役のアンソニー・ダニエルズ、チューバッカ役のピーター・メイヒュー、ランド・カルリジアン役のビリー・ディー・ウィリアムズ、そして、7作目『フォースの覚醒』で圧倒的な存在感を示したシリーズの“レジェンド”、マーク・ハミルとハリソン・フォードが舞台上に勢ぞろいすると、会場の熱気は最高潮にヒートアップ。
マークは「スター・ウォーズが愛されているのを見るのはすばらしいことだ。驚きでもあるし、情熱を感じる」と感慨深げにあいさつ。ルーカスはマークを選んだ当時について「たくさんテストしたんだ。大勢の中から 2、3人が残って、ルークとレイアとハン・ソロの組み合わせで雰囲気を生み出せる人たちを選んだんだ」と明かした。
ハリソンも「ジョージとは『アメリカン・グラフィティ』で出会い、その後、僕は大工の仕事に戻ったんだけどジョージが呼び戻してくれた。あのブーツを履かされてから、すごい冒険を経験しているよ」と、人生が一変した40年前をありありと思い出す。ルーカスは「決め手は、飛行機を飛ばせるかと聞いたらできると言ったからなんだ」と言うと、すかさずハリソンは「飛ぶのも落ちるのもできるよ」とジョークを飛ばし、会場は笑いに包まれた。
最後に、昨年末に亡くなったレイア役のキャリー・フィッシャーに代わり、キャリーの娘で女優のビリー・ ロードが登壇。ビリーは「ママはよく言っていました。私の人生でどこからがキャリー・フィッシャーで、どこからがレイアだかわからなくなる時がある、と」。そして、レイアの特別映像が上映され、シリーズの音楽を手掛ける作曲家ジョン・ウィリアムズがオーケストラで「レイア姫のテーマ」など3曲を生演奏し、キャリーを追悼。彼女がいかに特別な存在であったか、改めて感じさせる締めくくりとなった。
■ジョージ・ルーカス
最初はほんのアイデアだった。土曜日の午後に見るアクション・テレビシリーズみたいなものを考えていた。そこに神話的で心理的なもの持ち込んで、組み合わせようと思った。『アメリカン・グラフィティ』の試写に20世紀フォックスのアラン・ラッド Jr.が来て、彼にスペースオペラのアイデアがあるんだと話しかけた。大きな犬が宇宙船を操縦するんだ、とか何とか言ってね。それを彼が通してくれた。役員会は反対したけれどね。
チェニジアで撮影を始めた時も脚本は書きあがっていなかった。正直に言うと、脚本は12歳向けに書いたものなんだ。言うべきじゃなかったけど。伝えたかったアイデアは、大人になる手前、将来はまだ見えない、恐ろしいよね。そこに友情、信頼、正しい行い、ダークサイドを避けるといったメッセージにあふれているものにしたかった。現実には批評家は厳しかった。でもスペインに行った時、僕に触りたいと12歳の子どもたちがたくさん手を伸ばしてくれた。その顔を見ただけで、それで十分だったんだ。
■ハリソン・フォード(ハン・ソロ役)
すごいライドの始まりだったね。ジョージとも、『アメリカン・グラフィティ』で会って、その後、大工の仕事に戻っていたんだけど、ジョージが呼び戻してくれて。ブーツをはかされてからはすごい冒険だよ。なぜ40年もスター・ウォーズが愛され続けているのかって? どんなにいいキャストが集まっても、物語と神話がそこになければ、お手上げ。スター・ウォーズには物語と神話があったんだよ。
■マーク・ハミル(ルーク役)
ファンが家族以上にサポートしてくれた40年だった。いい時も、悪い時も、世代を超えて、スター・ウォーズが愛されているのを見るのはすばらしいことだ。驚きでもあるし、情熱を感じる。ルーク役のオーディションの時、『恐れることは最大の防御だ』というせりふについて、台本を読んだとき、意味はわかるんだけど、長いせりふを言うのは難しかった。でも、今でも覚えているよ。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
会場に集まった3500人のファンが待ちわびる中、今もなお世界中の人々を熱狂させる「スター・ウォーズ」シリーズを生み出したジョージ・ルーカスが登場すると、会場からは盛大な「ルーカス・コール」が沸き起こった。
ルーカスは「『アメリカン・グラフィティ』のあと職を失い、もう次はないと思ったんだ。だけど20世紀フォックスのアラン・ラッドJr.がアイデアを通してくれた」と思いを馳せた。
40周年を祝うため、クワイ・ガン役のリーアム・ニーソンとメイス・ウィドウ役のサミュエル・L・ジャクソンから寄せられた動画が紹介され、リーアムは「いまカナダのロッキー山脈にいて、ジャー・ジャー・ビンクスがダークサイドに堕ちたという映画を撮っているんだ。フォースとともにあらんことを!」とジョークで会場を笑わせた。
続いて、ヘイデン・クリステンセンが登場。「ライトセーバーで戦えるなんて、子どもの頃からの夢がかなってうれしかった。ライトセーバーは音が鳴るものだと思っていたから、振るたびに口が動いていたらしく、イアン(・マクダーミド、パルパティーン皇帝役)に『効果音は後で入れるから口で言わなくてもいいんだよ』って指摘されたこともあった」 と、当時のお茶目なエピソードを語っていた。
全作品に出演する C-3PO役のアンソニー・ダニエルズ、チューバッカ役のピーター・メイヒュー、ランド・カルリジアン役のビリー・ディー・ウィリアムズ、そして、7作目『フォースの覚醒』で圧倒的な存在感を示したシリーズの“レジェンド”、マーク・ハミルとハリソン・フォードが舞台上に勢ぞろいすると、会場の熱気は最高潮にヒートアップ。
マークは「スター・ウォーズが愛されているのを見るのはすばらしいことだ。驚きでもあるし、情熱を感じる」と感慨深げにあいさつ。ルーカスはマークを選んだ当時について「たくさんテストしたんだ。大勢の中から 2、3人が残って、ルークとレイアとハン・ソロの組み合わせで雰囲気を生み出せる人たちを選んだんだ」と明かした。
ハリソンも「ジョージとは『アメリカン・グラフィティ』で出会い、その後、僕は大工の仕事に戻ったんだけどジョージが呼び戻してくれた。あのブーツを履かされてから、すごい冒険を経験しているよ」と、人生が一変した40年前をありありと思い出す。ルーカスは「決め手は、飛行機を飛ばせるかと聞いたらできると言ったからなんだ」と言うと、すかさずハリソンは「飛ぶのも落ちるのもできるよ」とジョークを飛ばし、会場は笑いに包まれた。
最後に、昨年末に亡くなったレイア役のキャリー・フィッシャーに代わり、キャリーの娘で女優のビリー・ ロードが登壇。ビリーは「ママはよく言っていました。私の人生でどこからがキャリー・フィッシャーで、どこからがレイアだかわからなくなる時がある、と」。そして、レイアの特別映像が上映され、シリーズの音楽を手掛ける作曲家ジョン・ウィリアムズがオーケストラで「レイア姫のテーマ」など3曲を生演奏し、キャリーを追悼。彼女がいかに特別な存在であったか、改めて感じさせる締めくくりとなった。
■ジョージ・ルーカス
最初はほんのアイデアだった。土曜日の午後に見るアクション・テレビシリーズみたいなものを考えていた。そこに神話的で心理的なもの持ち込んで、組み合わせようと思った。『アメリカン・グラフィティ』の試写に20世紀フォックスのアラン・ラッド Jr.が来て、彼にスペースオペラのアイデアがあるんだと話しかけた。大きな犬が宇宙船を操縦するんだ、とか何とか言ってね。それを彼が通してくれた。役員会は反対したけれどね。
チェニジアで撮影を始めた時も脚本は書きあがっていなかった。正直に言うと、脚本は12歳向けに書いたものなんだ。言うべきじゃなかったけど。伝えたかったアイデアは、大人になる手前、将来はまだ見えない、恐ろしいよね。そこに友情、信頼、正しい行い、ダークサイドを避けるといったメッセージにあふれているものにしたかった。現実には批評家は厳しかった。でもスペインに行った時、僕に触りたいと12歳の子どもたちがたくさん手を伸ばしてくれた。その顔を見ただけで、それで十分だったんだ。
■ハリソン・フォード(ハン・ソロ役)
すごいライドの始まりだったね。ジョージとも、『アメリカン・グラフィティ』で会って、その後、大工の仕事に戻っていたんだけど、ジョージが呼び戻してくれて。ブーツをはかされてからはすごい冒険だよ。なぜ40年もスター・ウォーズが愛され続けているのかって? どんなにいいキャストが集まっても、物語と神話がそこになければ、お手上げ。スター・ウォーズには物語と神話があったんだよ。
■マーク・ハミル(ルーク役)
ファンが家族以上にサポートしてくれた40年だった。いい時も、悪い時も、世代を超えて、スター・ウォーズが愛されているのを見るのはすばらしいことだ。驚きでもあるし、情熱を感じる。ルーク役のオーディションの時、『恐れることは最大の防御だ』というせりふについて、台本を読んだとき、意味はわかるんだけど、長いせりふを言うのは難しかった。でも、今でも覚えているよ。
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2017/04/15