ロックバンド・X JAPANのYOSHIKIと小泉純一郎元首相が7日、都内で行われた『新経済サミット2017』で“共演”し、小泉元首相が自民党のCMでX JAPANの「Forever Love」を使用した経緯を明かした。

【写真】その他の写真を見る

　同イベントのスペシャルセッションとしてYOSHIKIと楽天の三木谷浩史社長がトークを展開。X JAPANが米国で成功した理由などを話し、中盤には三木谷社長が「そろそろスペシャルゲストを呼びましょうか」と話しかけるとYOSHIKIが「小泉さん、まだいらっしゃいますか」と小泉元首相を呼び込んだ。その瞬間に会場は大きな歓声に包まれた。

　小泉元首相が同サミットで直前まで脱原発について語っていたため実現。3日にドキュメンタリー映画『WE ARE X』を観たばかりという小泉元首相は「1人で行ったよ。お父さんを早くに亡くして、HIDEもTAIJIも死んだ。この悲しみから『Tears』とか『Forever Love』とかができたのかな」という感想を直接、YOSHIKIに伝えた。

　自民党総裁時代には、小泉元首相が出演する党のCMソングに「Forever Love」を使用したが、理由について「2001年4月に総理になって7月の参議院選挙、ここでBGMにX JAPANの『Forever Love』を使っていいか聞いてくれと（言った）。歌が始まる前の20秒ぐらいを使いたかった」と告白。続けて「これがウケたんだよ！」と懐かしそうに振り返り「何が偶然、作用するかわからない」とトークを満喫した。

　囲み取材でYOSHIKIは「小泉さんの飛び入りもあって刺激的だった」とにっこり。三木谷社長も「（小泉元首相は）熱狂的なファンだからね」と語っていた。また、先日、3人で食事をしたことも明かし、三木谷社長は「60％が音楽の話で40％が原発の話」と話していた。