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交通事故発生率60%ダウン!? 性能アップを続ける安全運転サポートシステム

 自動ブレーキやカメラサポートシステムなど、車の安全性能はドライバーの事故防止に貢献していると考えられる。では、実際のところ安全性能の向上は交通事故件数の減少につながっているのだろうか?

安全性能の向上は交通事故の減少につながっている?気になる内容を解説

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 車における「安全性能」とは“運転する自動車の衝突を回避してくれる機能”ともいえ、代表的な機能として「自動ブレーキ」などがあげられる。先端技術を活用し、ドライバーの安全運転を支援するシステムを搭載した車種は「先進安全自動車(ASV)」と呼ばれており、国土交通省の公表によると、実用化されたASV技術には、前方の障害物との衝突を予測して警報する「衝突被害軽減ブレーキ」や、ドライバーの集中力低下を注意喚起する「ふらつき警報」などがある。

 なお、国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)では、自動車ユーザーがより安全な自動車を選択できること、また自動車メーカーのより安全な製品開発を促すことを目的に、例年製品の安全性能評価を実施している。

 こうしたドライバーサポート技術の進歩は、交通事故の低減につながっているようだ。たとえば国内自動車メーカー「スバル」では、2010年度から2014年度にかけて国内で販売したスバル車の人身事故件数について調査。ステレオカメラで前方を監視し障害物を認識、自動ブレーキやクルーズコントロールなどを制御する運転支援システム「アイサイト」を搭載している車両と、搭載していない車両で事故発生件数を比較したところ、1万台あたりの件数において、「アイサイト」の搭載車は非搭載車に対し、「車両同士の追突事故」で約8割減、「対歩行者事故」では約5割減、調査対象全体では約6割減であることがわかった。このことからも、安全性能の高い車は、事故防止に大きく貢献していると考えられる。

 ほかにも、昨年は北欧スウェーデンの自動車メーカー「VOLVO(ボルボ)」が、交差点を右折する際の対向車を検知する世界初の自動ブレーキ「インターセクション・サポート」をSUV「XC90」全車に標準装備するなど、近年、世界の自動車ブランドが安全性能を高めることに精力を傾けていることがうかがえる。

 なお、警察庁交通局交通企画課の資料によると、昨年、2016年の国内における交通事故発生件数は49万9232件、うち死者数は3904人だった。道路交通の現場で起きる悲劇を防ぐためにも、自動車安全性能のさらなる向上と普及が待たれる。

(オオノ・ヨーコ)

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提供元:オリコン顧客満足度ランキング

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