映画『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太監督(43)が、現役プロデューサーのみが審査員を務める新人監督賞『新藤兼人賞』の金賞を受賞し2日、都内で行われた授賞式に出席。受賞のスピーチで、感極まった中野監督は「この賞はプロデューサーの方から選んでいただけるということで、僕にとっての…」と話すも、「ダメだ。ちょっと時間をください」と感激のあまり顔を下に向けて大号泣した。 会場の「ガンバレ!」コールに支えられながら、何とかスピーチを続けようとする中野監督だったが、あふれる涙を堪えることができず「すみません、座ってもいいですか」とマイクスタンドからマイクを取って、壇上のイスに着席。隣に座っていた映画『ケンとカズ』の小路紘史監督に「ゴメン、ちょっと持っていて」とトロフィーを預けて、異例の“着席スピーチ”がスタートした。
2016/12/02