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『湯を沸かすほどの熱い愛』中野量太監督、『新藤兼人賞』に大号泣&異例の着席スピーチ

 映画『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太監督(43)が、現役プロデューサーのみが審査員を務める新人監督賞『新藤兼人賞』の金賞を受賞し2日、都内で行われた授賞式に出席。受賞のスピーチで、感極まった中野監督は「この賞はプロデューサーの方から選んでいただけるということで、僕にとっての…」と話すも、「ダメだ。ちょっと時間をください」と感激のあまり顔を下に向けて大号泣した。

大号泣&異例の着席スピーチをした中野量太監督 (C)ORICON NewS inc.

大号泣&異例の着席スピーチをした中野量太監督 (C)ORICON NewS inc.

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 会場の「ガンバレ!」コールに支えられながら、何とかスピーチを続けようとする中野監督だったが、あふれる涙を堪えることができず「すみません、座ってもいいですか」とマイクスタンドからマイクを取って、壇上のイスに着席。隣に座っていた映画『ケンとカズ』の小路紘史監督に「ゴメン、ちょっと持っていて」とトロフィーを預けて、異例の“着席スピーチ”がスタートした。

 会場から温かい拍手が送られる中、中野監督は「僕にとってのプロデューサーは、心から信頼している存在だと思っています。たとえ僕が失敗しても見捨てないだろうなっていう…チクショー」と涙で声をつまらせながら感謝。最後の方は少し気持ちも落ち着いたようで「もう、立ちます」と再びスタンディングに戻り「僕が思うのは、映画はプロデューサーがいないと成立しません。そんな方々が選んでくれたこの賞は、僕の誇りです。本当にうれしいんです」と締めくくった。

 スピーチを見守っていた俳優の津川雅彦(76)は「昨年、議員さんで号泣したやつを観てあんなに笑ったことはなかったんだけど、きょうはそれに負けず劣らず笑わせていただきました」と絶賛。「実に爽快で、僕も号泣しなきゃいけないなとつくづく思った。監督さんで賞もらって、こんなに号泣した感性を持った人がいてくれるんだっていうことに僕はとてもうれしく思っています。これからもいっぱい賞を取ると思います」と太鼓判を押していた。

 同賞は、日本映画の独立プロ50社によって組織される日本映画製作者協会に所属するプロデューサーが「この監督と組んで仕事をしてみたい」「今後この監督に映画を作らせてみたい」という観点から、その年度で最も優れた新人監督を選出。各賞の受賞者は以下の通り。

■『新藤兼人賞2016』
金賞:中野量太監督(『湯を沸かすほどの熱い愛』)
銀賞:小路紘史監督(『ケンとカズ』)
プロデューサー賞:川口典孝プロデューサー(『君の名は。』)

関連写真

  • 大号泣&異例の着席スピーチをした中野量太監督 (C)ORICON NewS inc.
  • 中野量太監督を絶賛した津川雅彦 (C)ORICON NewS inc.
  • 『新藤兼人賞』の授賞式に出席した(左から)川口典孝プロデューサー、中野量太監督、小路紘史監督 (C)ORICON NewS inc.
  • 最後はスタンディングでスピーチをした中野量太監督=『新藤兼人賞』の授賞式 (C)ORICON NewS inc.
  • 小路紘史監督にトロフィーを預けてスピーチをした中野量太監督 (C)ORICON NewS inc.

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