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ミラ・ジョヴォヴィッチ、『バイオ』シリーズで女性アクションキャラを確立

 日本発の人気ゲームを実写化した人気シリーズ第6弾にして最終作『バイオハザード:ザ・ファイナル』。前5作でシリーズ累計約163億円の興行収入を記録するヒット作品の立役者と言えるのが、孤高の女戦士・アリスを演じるミラ・ジョヴォヴィッチ(40)だ。

『バイオハザード:ザ・ファイナル』に主演するミラ・ジョヴォヴィッチ

『バイオハザード:ザ・ファイナル』に主演するミラ・ジョヴォヴィッチ

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 これまで女性アクションキャラクターといえば、『エイリアン』シリーズでシガニー・ウィーバーが演じたエレン・リプリーや、『ターミネーター』シリーズでリンダ・ハミルトンが演じたサラ・コナーが代名詞とされてきた中で、両巨頭に割って入り、シリーズを重ねるごとに進化するアクションや物語の展開に映画ファンならずゲームファンまでも虜にしてきた。

 ミラは、15年にもわたりアリスを演じた同シリーズについて「女性のアクション・ヒーローというイメージが確立したのは確かね。それに、女性がメインのシリーズとしては初めて6作目まで続いたので、歴史を作ったとも言えると思うわ」と自負している。

 さらに、「すごくたくさんの人が『バイオハザード』を観て育ってきたから、一時代の一部とも言える。私個人としては(夫で監督を務めた)ポールと2人の子供たちとすばらしい人生をもたらしてくれたわ! 私が24歳の時からこのシリーズを作り始めたから、私の人生の中でも大きな一部を占めている」と、自身の人生においても大きな影響を及ぼしたことを語っている。

 そんなミラを筆頭に、女性の活躍が当たり前になった社会の価値観の変化により、近年では女性アクションキャラクターの活躍が目立ちつつある。

 『キック・アス』シリーズで一躍人気女優への切符を掴んだヒットガール役のクロエ・モレッツ。『アベンジャーズ』シリーズでブラック・ウィドウを演じ、2017年4月に「攻殻機動隊」シリーズ初となるハリウッド版実写映画『GHOST IN THE SHELL』で主人公の草薙素子役を演じるスカーレット・ヨハンソン。そして、今年3月に公開されたDC作品『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』で鮮烈なデビューを飾り、2017年夏には映画『ワンダーウーマン』の公開が控えるガル・ガドットらの台頭が期待される。

 女性アクションキャラクターに変革をもたらし、今では先駆者となっているミラが“アリス”として最後の戦いに挑む『バイオハザード:ザ・ファイナル』は、12月23日、ゲーム発祥の地・日本で世界最速公開。

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