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カン・ハンナ、角川短歌賞「佳作」入選 「夢にも思っていなかった」

 韓国出身でタレントのカン・ハンナ(35)が、第62回『角川短歌賞』の「佳作」に入選した。25日、所属事務所を通じて「短歌の魅力をさらに伝えていけるようにこれからも頑張っていきたいと思います」と喜びのコメントを寄せている。

第62回角川短歌賞の「佳作」に入選したカン・ハンナ

第62回角川短歌賞の「佳作」に入選したカン・ハンナ

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 同賞は、未発表五十首一連応募作品を対象に選ばれる新人賞で、歌壇に新しい開花をもたらす才能の発掘を目的に昭和30年に角川書店により創設。現在は角川文化振興財団主催のもとに、今でも新人の登竜門として、高い評価を得ている賞となる。

 カンは韓国ソウル出身。韓国でキャスター、アナウンサー、モデルなどの活動をしていたが、日本と韓国の架け橋になりたいという思いで5年前に来日。現在、横浜国立大学院博士課程都市イノベーション学府へ在学中。NHK Eテレ『短歌de胸キュン』、『NHK短歌』にレギュラー出演中で、番組出演をきっかけに、短歌に魅了され創作活動を行っており、コンテストに初めて応募。きょう25日発売の『短歌』11月号誌上にて発表されている。作品の題名は「雲の中スピード出して」。

 カンは「番組を通じて短歌に興味をもち、学び始めました。今回、応募したきっかけは少しでも多くの人に短歌の魅力を伝えたかったこと、この短歌を通じて、韓国で応援してくれている家族への感謝の気持ち、そして日本と韓国の架け橋になるためにこれからも頑張っていくぞという私の決意などを伝えたかったからです」と応募した経緯を説明。

 「結果は正直全く期待していませんでした。日本に来て約5年の私が、深い歴史をもつ短歌で評価されるなんて夢にも思っていなかったからです。ただ、結果を見た時は本当にうれしくてうれしくて信じることができませんでした。私は短歌が好きなので、これからも作品を創り続けていきたいです。そして、短歌の魅力をさらに伝えていけるようにこれからも頑張っていきたいと思います」と、飛躍を誓っている。

 番組で共演しているお笑いコンビ・スピードワゴンの井戸田潤は「おめでとうございます。番組の共演者としてうれしく思います。同じアジアとはいえ全くちがう言葉で更に日本人でも奥深い短歌で賞を取るなんて尊敬します、すご〜い!!!」と祝福し、小沢一敬も「韓国の家族の短歌をたくさん覚えています。家族が大好きなカンさん。きっとご家族の方々も喜ばれると思います。その時はいつものおっとりとした顔に戻って喜ぶんだろうなぁと勝手な想像して僕もにやけています。カン・ハンナさん、本当におめでとうございます!」とお祝いのコメントを寄せた。

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