佐藤泰志氏の同名小説を映画化した『オーバー・フェンス』（17日公開）。同作で、蒼井優演じる精神のバランスを崩したホステスの聡（さとし）が、鳥の求愛行動を真似した“求愛ダンス”を披露する映像が16日、ORICON STYLEに到着した。

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　同作は、函館を舞台に、妻に見限られて故郷に戻ってきた男と鳥になりたいと願うホステスの大人のラブストーリー。『マイ・バック・ページ』『味園ユニバース』の山下敦弘氏が監督を務める。

　主人公・白岩役にオダギリジョー、白岩と恋に落ちる女性・聡役に蒼井、白岩と同じ職業訓練校の生徒・代島役で松田翔太が出演。国内外で高く評価された『そこのみにて光輝く』のスタッフ陣が再集結した。

　蒼井演じる聡は、男性からの愛を求め続ける女性。雄と雌のくちばしを合わせて愛を求め合う鳥の姿に魅了され、度々周りの目を気にせず求愛ダンスを踊る。

　今回公開されたシーンは、聡と白岩が昼間働いている遊園地にしのびこんだ“夜の遊園地デート”を楽しんでいる最中、白頭鷲の求愛を表現したダンスの一部。そのダンスで心をつかまれた白岩が恋に落ちる瞬間を収めている。

　劇中で3回求愛ダンスを披露した蒼井は、聡にとって求愛ダンスシーンが重要な意味を持つことを理解し、振付家の黒田育代氏と共にこのダンスを創り上げ、撮影現場でもカメラが回っていないところで練習を重ねてきた。

　蒼井といえば、過去に『花とアリス』でバレエ、『フラガール』ではフラダンスを披露し、どちらも名シーンと高く評価されてきた。今回の求愛ダンスでも、鳥を表現する美しい動きで名場面をつくりあげている。

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