りそなホールディングスが、住宅ローンや口座開設の手続きにおいて、印鑑の使用を原則として取りやめる。大手銀行では初となる試みで、3年後を目処に導入を予定。利用者の手間を減らせるだけでなく、行員の業務も効率化でき、メリットが大きいようだ。 そもそも日本では、個人や会社の意志を示すための文書には、印鑑を押すことが必要とされている。筆跡に特徴が表れるサインに比べて、作ろうと思えば誰にでも作れる印鑑は、セキュリティ面で十分といえるかどうか疑問の声も少なくないが、店舗型の銀行では文化として根付いてきた。そのため、印鑑での手続きを廃止することは革新的といえるだろう。
2016/06/02