俳優の渡瀬恒彦、V6の井ノ原快彦ら、テレビ朝日系ドラマ『警視庁捜査一課9係』（毎週水曜　後9：00）に出演するキャストが22日、都内で行われた元刑事で警察監修を務める倉科孝靖氏による特別講習に出席。刑事ドラマをやっていて感じた疑問を、科捜研所長、警視庁渋谷署長などを歴任した倉科氏にぶつけた。

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　今期で巡査部長に昇進した浅輪直樹役の井ノ原は、同じく昇進した矢沢英明（田口浩正）を抜かすために出世する方法を質問。昇任試験の制度の説明のほか、「試験に受からなければ犯人を検挙してそれなりに実績をあげる。あるいは、係長からの推薦」と言われると、隣に座る“係長”の渡瀬に向けて「新巻鮭とか贈った方がいいですかね」と画策したが、吹越満から「公務員だから」とたしなめられていた。

　『9係』のメンバーは、華美にしてはいけないという刑事のファッションについてや、街中で手錠をかけることはあまりない…など、刑事ドラマでよくあるシーンの疑問を解消し、渡瀬は「（本当の刑事は）やってはいけないと知りながら演じていた部分もありますし、現場とプロデューサーと相談して進めていきたい」と話していた。

　シリーズ11年目を迎えた同作は、渡瀬演じる係長・加納倫太郎が率いる警視庁捜査一課9係の刑事たちの活躍を描く警察ドラマ。25日放送の第8話では、ショッピングセンターで銃撃事件が発生。別々の事件を追う3組の刑事が偶然現場に居合わせ、無関係に思われた事件が意外な真相に導く。

　そのほか、9係の刑事を演じる、羽田美智子、津田寛治、監察医役の原沙知絵が出席した。