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最後の「築地市場まつり」に15万人 豊洲移転に来場者からは賛否の声

 東京・築地市場内で3日、イベント『ありがとう、築地。築地市場まつり』が開催された。11月2日をもって81年間に及んだ業務を終了する同市場最後のイベントに、約15万人が駆けつけた。

映画『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』のトークイベントも開催 (C)ORICON NewS inc.

映画『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』のトークイベントも開催 (C)ORICON NewS inc.

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 約100店舗が出店し、開場直後から大にぎわい。ニュースを見てから来場したという50代女性は「人が多くてびっくり。こんなに築地が愛されていたんだなと感じました」と語り「活気やおもてなしなど、築地には“日本の良さ”が残っている。それがなくなってしまうのは、とっても残念」と名残を惜しんだ。

 11月7日からは豊洲に場所を移し、新たに業務をスタート。築地の近隣に住む60代男性は「娘が『甘エビ食べたい』って言うから、場内にはよく来ていた。場外は“冷蔵庫”みたいなもんでしたよ」となつかしみながら「(豊洲移転で)交通の便がよくわからない。ちょっと遠くなると、よっぽどじゃないと行かないかもしれないですね」と率直な感想を吐露した。

 また、40年近く同市場を愛用している60代女性は「埼玉に住んでいますが、築地はなんとなく足が向くところだった。ここに来ると、なんかしみじみしますね」と涙ながらに振り返り「豊洲は、わずかしか離れていないけど全然感じが違う。これから足が向くか向かないかは、今まで通りの“親しみやすさ”があるかにかかっています」と新市場への注文をつけた。

 一方、海外での“築地人気”がきっかけで同市場を訪れたという20代女性は「豊洲は嫌いじゃないので、楽しみ。海外の人も楽しめるような仕組みを作ってくれたらいいなと思います」と前向きなコメント。初めて築地を訪れたという10代男性も「このまま残してほしいというのもありますが、老朽化が原因だったら仕方ない。今まで通り、豊洲にも外国人の方とかもいっぱい来てくれたら…」と移転後の発展に期待を寄せていた。

 同イベントでは、落語家の林家正蔵のトークショーや映画『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』の監督と料理研究家・寺田真二郎氏によるトークショーも実施された。

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  • 映画『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』のトークイベントも開催 (C)ORICON NewS inc.
  • トークショーを行った落語家の林家正蔵 (C)ORICON NewS inc.

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