“ひとり芸日本一”を決定する『Cygames R-1ぐらんぷり2016』準決勝が25日、東京・ラフォーレミュージアム六本木と大阪・なんばグランド花月で行われた。出場芸人は全42人のなか、東京会場では“裸芸人”たちが何度も会場を沸かせていた。

【写真】その他の写真を見る

　東京会場の客席に大きな笑いを起こしたのは、全裸で大事な部分を銀の丸いおぼんで隠しながら一人コント「丸腰刑事」を披露したアキラ100％、海パン姿の小島よしお、同じくパンツ1枚のハリウッドザコシショウら。

　小島は人形を2体つけるという異様な姿で会場をざわつかせたあと、勢いのあるネタを披露。オチにこだわらず全力でネタをやりきって会場の空気を“荒らし”、ウケた安心からか退場場所を間違えて最後まで注目を集めた。

　男性客からの笑い声が多かったハリウッドザコシショウは、司会のはりけ〜んずが「上手に（会場の空気を）つかんだ」と感心するほど、何度も爆笑を起こしていた。

　“裸芸人”以外も健闘を見せ、観客の疲れが出てきた時間に登場したサンシャイン池崎は、テンションの高さで笑いだけではなく観客に元気を与えてインパクトを残し、ルシファー吉岡は独創的な“下ネタ”を披露。あばれる君は熱演のあまり時間切れになってしまったが、迫真の演技で実力を見せつけていた。

　大阪会場では、藤崎マーケットトキ、藤崎マーケット田崎、ヒューマン中村、中山女子短期大学、粗品（霜降り明星）、おいでやす小田、ゆりやんレトリィバァらが出場した。29日に決勝進出者が発表され、決勝の模様は3月6日に生放送される。